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5.2 実験モデル

本研究で用いたカオスニューラルネットワークモデルが図5.1で、相互結合型ネットワークである。vをニューロンによらず一定値をとるものとしてi番目のニューロンのダイナミクスは式(5.1)となる。また出力関数は式(3.3)で与えられるシグモイド関数を用いた。

通常の連想記憶モデルでは入力パターンは初期入力としてのみ用いることが多いが、ここでは外部入力として入力パターンを継続的に与える。また、従来のカオスニューラルネットワークを用いた連想記憶モデルの多くはニューロンの出力に関してのみ時間加算を考慮しているのに対し、式(5.1)では外部入力に関しても時間加算を考慮している。式(5.1)の各パラメータの値を表5.1のように決めた。この値がカオスを簡単に生成するために重要である。

  equation257

 

 
tex2html_wrap_inline1434 = 0.015 tex2html_wrap_inline1436 = 2.0 tex2html_wrap_inline1438 = 0.95
tex2html_wrap_inline1440 tex2html_wrap_inline1442 tex2html_wrap_inline1444
tex2html_wrap_inline1446 tex2html_wrap_inline1448
表 5.1: 各パラメータ

   figure277
図 5.1: カオスニューラルネットワークモデル



Deguchi Toshinori
Thu Jul 13 13:13:35 JST 2000