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実験結果2

結果は図 7.3 のようになった。 想起数は抑制値が1.04までは値により大きく変動しているが、 抑制値が1.05を越えると1400個程度でほぼ一定の想起数が続く。 さらに大きくしていき抑制値が1.36を越えると想起数が3000となり 全て完全な状態のパターンを想起した。 しかしそのパターンは全て星であるという結果だった。 標準偏差も想起数と同じように抑制値が1.05を越えるとほぼ一定の状態が 続くようになった。 想起時間を見ると0である時が多い。 これは想起時間は全パターンが想起された時の時間を表しているから、 0は全てのパターンを想起しきれなかったことを意味する。 これから抑制値を1より追大きくした場合、 全てのパターンを想起できたのは抑制値が 1.01, 1.03, 1.13, 1.25の時の4回しかなかった。

   figure487
図 7.3: 抑制値を拡大した時の想起数,標準偏差及び想起時間



Toshinori DEGUCHI
2004年 3月22日 月曜日 09時50分50秒 JST