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考察・検討4

抑制値を0.42として実験を行なったときには、抑制を止めると新たな 周期の想起状態に移ったがこの周期は、 図6.3の抑制値を加えないつまり抑制値が1である時の周期と 非常によく似ている。 これから抑制値によって周期が定まるのではないかと考えたが 次の抑制値を0.66にした時の結果を見ると、決してそうではないことが分かった。 抑制値を0.66として実験を行なった結果は抑制を止めてから1つのパターンに収束し、 自己想起することが出来たが、抑制を止めたのは星であったのに次の想起パターンの バツで自己想起をしてしまった。 これは不応性がまだ残っており次の想起パターンまで移ってしまいそこで 不応性が自己想起の力より弱まり自己想起し始めたのではないかと考えられる。 結局、周期的動的想起状態からうまく自己想起の状態へ移行することは出来なかった。



Toshinori DEGUCHI
2004年 3月22日 月曜日 09時50分50秒 JST