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2.1 ニューロン

ニューロンとは、細胞のなかで情報処理を目的とした特別な細胞のことである。 つまり神経細胞のことである。神経細胞は図2.1の様に 本体である細胞体、複雑に枝分かれしている樹状突起、 本体から一本だけ出て末端で枝分かれしている軸索の三つに分けることが出来る [2]。 また樹状突起には他のニューロンの軸索が結合しており、この部分をシナプスと言う。

   figure16
図 2.1: ニューロン

ニューロンは発火すると軸索にパルス状の信号を出力し、この信号は 軸索を通って他のニューロンの樹状突起の電位を変化させる。 他のニューロンからの信号によって樹状突起の電位が閾値を越えると ニューロンは発火する。

ニューロン単体の振舞いはこのように単純なものである。



Deguchi Toshinori
1999年03月16日 (火) 16時39分45秒 JST