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ニューラルネットワークの分類法の1つに、そのメカニズムの形態によるものがある。
すなわち、ネットワークを階層的なネットワーク(層状結合のネットワーク)(図 ##21>)と、
相互結合のある非階層的なネットワーク(図 ##22>)に分ける方法である。
階層型ニューラルネットワークとはニューロンが複数の階層をなすようにならび、
下の層(入力層)から上の層(出力層)へ向かう方向の結合のみがあるもので、
相互結合型ニューラルネットとは任意の2つのニューロンの間に双方向の結合があるものである。
階層型は相互結合型の特殊な場合であるといえるが、
この2つのネットワークはさまざまな性質が異なる。
それは、階層型ニューラルネットワークに入力された信号は入力層から出力層へと一度ながれるだけであるが、
相互結合型ネットワークでは信号がネットワークの中を何度もめぐり平衡状態になるまで状態が変化し続けることからもわかる。[###1#]
図 2.2: 階層型ニューラルネットワーク
図 2.3: 相互結合型ニューラルネットワーク
Deguchi Toshinori
Wed May 15 11:03:10 JST 2002