このネットワークは、同研究室専攻科卒業生徳島大己氏の 「ニューラルネットによる気温予測」の研究にて使われ、 良い結果が得られたので 音符にも適用できないかと思い使ってみた。
「カエルのうた」を内部記憶を持つニューラルネットに 15万回学習させた時の経過を図(6.3)に示す。 学習の結果、誤差は までしか減少しなかった。 上で述べた、音符の長さ、高さの量子化の問題を考慮しても、 この内部記憶を持つニューラルネットワークは、学習できてないといえる。 また、学習回数を増やしても、発散したりしてこれ以上は減少しなかった。 よって、内部記憶を持つニューラルネットワークは、 音符の学習には適用できないことがわかった。 このネットワークについては、これ以上の実験は行なわないものとする。