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ヒューリスティック評価

ヒューリスティックとは「経験則」という意味である。 ユーザビリティエンジニアやユーザインターフェースデザイナが、既知の経験則に照らし合わせてインターフェースを評価し、ユーザビリティ問題を明らかにする評価手法である。 被験者を必要としないので短期間で実施できる。 また、初期のプロトタイプや、場合によっては仕様書レベルでも評価が行えることから、インターフェース開発の多くの場面で活用できる。 評価手順は以下の通り。

  1. 使用するヒューリスティックを決める。
  2. 複数の評価者が個別に、ユーザインターフェースを評価し、問題点をリストアップする。
  3. ヒューリスティック評価者ミーティングを開き、互いに評価結果を報告し合い、問題点を整理する。
ヒューリスティックとして使用されるものは、ニールセンの「ユーザビリティ10原則」が有名である。

Deguchi Lab.