next up previous contents
Next: 自己組織化マップ Up: 自己組織化マップ Previous: 競合学習   目次


ベクトル量子化[5]

解析を必要とする情報は必ずしも1次元と決まっているものではない。画像の解析を必要とするならば2次元、テストの点数を解析するならばその教科数分の次元を必要とする。

そのような多次元のデータの処理を行うためにベクトル量子化(Vector quantization:VQ)によるデータの単純化がしばしば行われる。ベクトル量子化は各次元のデータを取り込んでベクトル化したデータを、代表するテンプレートにより量子化することである。

量子化したデータはそのテンプレートからの差異を表した低い次元のデータとなり、元々の多次元データはそのデータと代表テンプレートのデータから取得することができる。



Deguchi Lab. 2011年3月4日