next up previous contents
Next: 実験方法 Up: 実験 Previous: 目的

実験モデル

本研究で用いたカオスニューラルネットワークモデルは, 図5.1の相互結合型ネットワークで, 個々のニューロンを相互に結合した. i 番目のカオスニューロンのダイナミクスは 式(5.1), 式(5.2)となる. また出力関数は式(3.3)で与えられるシグモイド関数を用いた.

通常の連想記憶モデルでは 入力パターンを初期入力としてのみ用いることが多いが, ここでは外部入力として入力パターンを継続的に与える. また, 従来のカオスニューラルネットワークを用いた連想記憶モデルの多くは ニューロンの出力に関してのみ時間加算を考慮しているのに対し, 式(5.2)では外部入力に関しても離散的な時間加算を考慮している. 式(5.2)の各パラメータの値を表5.1のように決めた.

   figure316
図 5.1: カオスニューラルネットワークモデル

  equation323

  equation326

 

 
tex2html_wrap_inline1451 = 0.015 tex2html_wrap_inline1453 = 2.0 tex2html_wrap_inline1325 = 0.99
tex2html_wrap_inline1457 tex2html_wrap_inline1459 tex2html_wrap_inline1461
表 5.1: 各パラメータの値



Toshinori DEGUCHI
2004年 2月22日 日曜日 14時38分28秒 JST