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教師信号No.3

この教師信号No.3も時間的な変化を考慮したものであり、教師信号No.2と同様にターゲットの動きを予測する。 プレーヤーの視界に入ったターゲットの情報(方向ベクトル)から、動きを予測する。 教師信号No.2では、1単位時間後のターゲットの予測しかできない。 しかし、教師信号No.3ではターゲットの情報から一番早く、効率良く捕まえられるターゲットを計算するので、より確実な予測となる。

その方法は、まず、プレーヤーの視界に入ったターゲットの方向ベクトルを考える。 この方向ベクトルから、n 単位時間後( tex2html_wrap_inline1328 ) のターゲットの位置を計算する。 その位置までプレーヤーが最大速度で進んだ場合、ちょうどターゲットがプレーヤーの領域に入るような n があるかを求める。 つまり、n 単位時間後のターゲットの位置が概知であるから、プレーヤーはその位置に角度を補正して進めば良いことになる。 ただし、ターゲットがプレーヤーの領域に入るような n がない場合もあるので、その時は目標ターゲットを変更する。 図 6.8n=2 の場合を上げている。

アルゴリズムは

   figure421
図 5.5: 教師信号No.3



Toshinori DEGUCHI
2004年 3月22日 月曜日 11時57分15秒 JST