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3.1 学習成功数

不応性項は相互結合を強めるために用いられ,不応性項の係数 tex2html_wrap_inline218 を変化させることは学習の効率を左右すると考えられる。そこで tex2html_wrap_inline218 を変化させ,学習成功数を調べた。学習成功数とは,用意したパターンを学習させ,想起に成功したパターンの総数を表したものである。(今回の実験で最大学習成功数は26である) 図1 はその特性である。図では分かりづらいが, tex2html_wrap_inline218 が 0 の時,用意したパターンの学習が一つも成功しておらず, tex2html_wrap_inline218 が 0 より大きい場合,学習に成功していることが分かった。ここから,不応性は学習を成功させるために必要なものだと言える。20セット学習をした場合, tex2html_wrap_inline218 が 0 よりある程度大きい時は,全パターンの学習に成功しているが, tex2html_wrap_inline218 が 5 より大きくなると,学習成功数は急激に減少していることが分かった。この時,ネットワークがどの様に学習をしているかを調べるため,結合荷重の変化回数を調べることにした。

   figure49
図 1: tex2html_wrap_inline218 と学習成功数特性

   figure60
図 2: tex2html_wrap_inline218 と結合荷重の変化回数特性



Deguchi Toshinori
Wed May 22 17:02:24 JST 2002