もう一つのモデルを図4.6に示す。 各層については4.3.1項で述べているので、ここでは省略する。
モデル2はモデル1からフィードバック層1をなくし、フィードバック層2を中間層1につなげている。 つまり、前のモデルでは各中間層それぞれでフィードバックさせていたものを、このモデルでは中間層2の出力を中間層1にフィードバックさせたわけである。 出力層に最も近い値が中間層1にフィードバックされるこということは、中間層1の出力をフィードバックしていたときより誤差の少ない値がフィードバックされることになり、よってモデル1のときより検出がうまくいくのではないかと予想できる。