この方法の良いところはキーボードから数値を直接入力できるため間違いなく任意の値に変更できるということである。
予想される問題としてはキーボードから数値を入力できることにユーザーが気がつかない。 角度が0度以下や初速度が極端に大きいなどエラーの発生の可能性があるということである。
この方法は上と下の矢印をイメージしたボタンを配置するので最も見ためでわかりやすい操作として作成した。 パソコンを操作したことのない人でも数値の横に配置された矢印という一般的な記号を見れば常識的に ここを操作することで値を変えることができるということが予想できるはずである。また上を向いた矢印は値を 増加、下を向いた矢印は値を減少を連想するのも常識であると言える。
問題はボタンが上下という単純な操作方法に限定してあるため大幅な値の増減のためにはボタンを 何度も押す必要があるため時間がかかり面倒であるということである。
この方法はパソコンのアプリケーションソフトでは一般的なスクロールバーを用いて値を増減させる。 スクロールバーとはオートマチック車のシフトレバーのようなもので、 シフトレバーにあたるバーを左右または上下に移動させることで値を変化させる。
スクロールバーを用いることで値を制限値内で変化させる事ができるので エラー発生の原因となるような値が入力できなくできる。 よって他の方法の問題は解決されているが、スクロールバーを使用したことのない人 には一見してなにかわからない可能性があり、マウスの操作もやや高度になる。 また、値の微調整が難しいという問題がある。