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6.3 特徴量

 

サーチアクセスは,検索したいパターンの特徴を入力することにより, パターンを検索する。この特徴について説明する。

例えば,アルファベットで考える。 ``A,H,I,M,O,T,U,V,W,X,Y'' に共通しているのは,「左右対称」であり, ``B,C,D,E,H,I,O,X'' は,「上下対称」である。 これが特徴である。サーチアクセスでは,これを数値化したものを用いる。 この数値化した特徴を,特徴量という。

特徴抽出では,カオスニューラルネットワークが出力したパターンの特徴量を 計算する。特徴比較では,特徴抽出で計算された特徴量と 入力された特徴量が,どの程度一致しているかを調べる。 この比較により,次節で説明するシナプス前抑制による制御が実現できる。



Deguchi Toshinori
1996年09月05日 (木) 11時50分24秒 JST