時刻 t に入力パターン が提示された時に, 各シナプス結合を次式に従って更新する。
t=0 のとき,各シナプス結合がすべて 0 で,時刻が のとき それぞれ,入力パターン を 提示し,式 (5.1) によって更新を行なった場合のシナプス結合は, 次式のようになる。
これを行列で表すと式 (5.3) のようになり, この行列を,入力パターンとそれが連想する出力パターンとの相関行列という。
このように,入力信号と出力信号の相関をとることから, 式 (5.1) のことを相関学習といい,この式による連想記憶を, 相関記憶という。 また, の 時の相関学習を,自己相関学習という。