next up previous contents
Next: 5.2.2 想起過程 Up: 5.2 相関学習 Previous: 5.2 相関学習

5.2.1 記銘過程

 

時刻 t に入力パターン tex2html_wrap_inline2664 が提示された時に, 各シナプス結合を次式に従って更新する。

  align432

displaymath2690

t=0 のとき,各シナプス結合がすべて 0 で,時刻が tex2html_wrap_inline2704 のとき それぞれ,入力パターン tex2html_wrap_inline2706 を 提示し,式 (5.1) によって更新を行なった場合のシナプス結合は, 次式のようになる。

  equation454

これを行列で表すと式 (5.3) のようになり, この行列を,入力パターンとそれが連想する出力パターンとの相関行列という。

  equation464

このように,入力信号と出力信号の相関をとることから, 式 (5.1) のことを相関学習といい,この式による連想記憶を, 相関記憶という。 また, tex2html_wrap_inline2708 の 時の相関学習を,自己相関学習という。



Deguchi Toshinori
1998年03月12日 (木) 16時16分01秒 JST