7.1.3 コンパイル

 

ソースファイルが完成したら，コンパイルを行い動作確認をする。

C コンパイラは gcc を用いる。

% gcc -c -Ipathname filename.c
% gcc -c -Ipathname filename_main.c
% gcc -c -Ipathname filename_cb.c
% gcc -o filename filename.o filename_main.o filename_cb.o
   -Ldirectory -lforms -lX11 -lm

あるいは，

% gcc -Ipathname -o filename filename.o filename_main.o
   filename_cb.o -Ldirectory -lforms -lX11 -lm

ここで，pathname は forms.h のあるディレクトリを， directory は libforms.a のあるディレクトリを示す。 ただし，-I オプションは #include でディレクトリごと ヘッダファイルを指定すれば省略できる。また，-L オプションは， 環境変数 LD_LIBRARY_PATH に directory を設定すれば同様に 省略できる。設定方法は，

% setenv LD_LIBRARY_PATH directory

あるいは，.cshrc ファイル等に指定する。

しかし， コンパイル時にコマンドラインからこれだけ多くの指定をするのは大変であるので， Makefile ファイルを作成するほうが簡単である（作成方法は 付録 A.8 のコマンド・リストのコメントを参照）。 コンパイル方法は，

% make

である。これを実行すると，変更されたファイルのみコンパイルされるので， コンパイル時間の無駄を省くことができる。