BestHtml ロボコン’99指導日記+白兎の夢日記

来場者数学内用は学内のみ、学外用は学外からのみカウントアップします。 Since Dec. 2nd, 1999.


ロボコン’99への取り組みをクラブ顧問の立場から見て




前書き及び4月28日から8月4日まではこちらに
12月18日から4月27日まではこちらに


12月1日「全国大会前日」
 選手3名、ピットクルー3名を連れて両国国技館に午後1時に到着した。思い出深い東の支度部屋を3年後に再び訪れることができた。ロボットの組立調整はピットクルーに任せ、会場の枡席に集合する。隣の席には地区大会の準決勝であった石川高専がいる。スタッフの紹介などがあり、いよいよ組み合わせ抽選にはいる。地区優勝チームはシードされている。岐阜はなんと一番くじを引き昨年に引き続き第一回戦の第一試合に決まると同時に、選手宣誓も割り当てられた。しかも、その相手は隣の石川高専という思いがけない巡り合わせとなった。計量は無事にすんだが、テストランはトラブル続きであった。本番並に実況が入り、注目されていたマシンであったので、テストランといえ、結構盛り上がっていたが、箱は満足にとれない、格納できない、アームもまともに開かないという情けない状態であった。それまでテストランを終えたチームはそれなりの動作を示していたので、岐阜の調整不足が浮き彫りになった。それでも、かごをとばすところでは実況も盛り上がっていた。かごは右方向に跳び、ジャンプゾーンに接触したが、一応フューチャーゾーンまで跳んでいった。子機はかごからはでることはできなかった。せっかく学生たちが一生懸命に作ったんだけれど、かごから子機を出すところまではまずいかないだろうという漠然とした予感はしていた。
 急いで、箱の取り込み・格納、アーム、切り離し機構などを修正したが、支度部屋でアルミの粉をまき散らしながらドリルで穴開け作業をするのは勇気がいる。他の高専はほとんどがねじの締め直しや、動作チェックをしているんですから。とはいえ、やらなきゃ箱もとれない。再度のテストランを申し込んだが、一回目の終わってからということで、ルール教官会議の方に出席した。

11月30日「気になること」
 少し気になったことがあります。それはロボコン大賞のことです。私の認識ではロボコン大賞はその年のテーマに最もふさわしいロボットで、アイディア、技術力、性能、創造性すべてにわたって最も優れたロボットが得る賞であって、優勝よりも意義のある賞だと思っていました。私が参加した三年前のテクノカウボーイでも表彰式ではそのように紹介されていました。たぶん、その精神は受け継がれ昨年度も同じように紹介されていたと思います。しかしながら、今年は違った表現でした。開会式での大賞旗の返還の際の紹介や、表彰式での紹介でも、これまでとは違った表現でした。
 「このロボコン大賞は・・・・・で、優勝に匹敵する賞です。」
 優勝に匹敵する賞ということは優勝以下ということを意味しています。これまで、こんな表現ではなかったと私は思っています。優勝は全国大会で勝ち抜いたロボットに与えられるものであり、ロボコン大賞は、出題者が想定した問題に、アイディア、技術、創造性、夢、などいろんな点で、最も優れた回答をしたロボットに与えられるロボコンの最高の賞だという認識からはトーンダウンした印象を与えました。優勝に匹敵する賞などと何回も強調することはきわめて、ロボコンに永く携わってきた人には奇異に映る表現でした。なにがあったのでしょうか。これは別の席で考えてみたいと思います。
11月29日「と、跳びました!」
 「スタート」の大歓声とともに両国国技館に詰めかけた観客の前で、第一回戦の第一試合が始まった。全国大会の初戦は毎年、一種異様な緊張感に包まれる。岐阜高専と石川高専という組み合わせは地区大会の準決勝の再現でもあり、実況もそれを伝え、ロボ研のマシンがハンマー投げのように跳ぶことを強調し期待感をあおっていた。ただ、それがどこへ跳ぶかわからないと付け加えて笑いをとっていたが。両チームとも箱を順調にとり、岐阜は舞台の中央でアームをがちゃんと広げ、オーという会場の驚きの声とともに回転を始めた。歓声は回転があがるとともにさらにおおきなものとなり、期待感は最高潮に達した。そして、かごがアームから切り離された。
 「跳んだ!跳んだ!はじめてみんなの前で跳んだ!場外まで・・・」
 会場にもため息にもにた複雑な雰囲気が残った。石川高専のロボットは着地の姿勢が悪く中央でひっくり返って身動きがとれないでいた。固まってしまったフィールドに実況の声がむなしく響く。東海北陸地区大会を再現するような光景が、全国大会の初戦で展開され、NHKのディレクターもいやな予感に凍りついていたのではないだろうか。でも、岐阜はとりあえずジャンプゾーンを越えたから(方向は場外の方だったけど)少しは成長したんです。しかも、相手の石川高専はその後、全チームで初めてVゴールをきめ、あれよあれよと決勝戦まで勝ち残ってしまった。岐阜は惜しくも初戦で準優勝チームに当たってしまったという不運があったという解釈が?できないですね。
 しかし、審査員の中には総評で岐阜の名前をわざわざ出してほめてくれた人もいたし(でも、なにも賞をくれなかったけど)、前日からのテレビ取材も非常に多かったし、国技館の観客の人も結構覚えてくれたんではないかな。あの豪快なジャンプを(場外だったけど)。
 どこの高専も大同小異のロボットばかりの中で、確かに岐阜は突出していたと思います。校長先生や学生主事、あるいは事務の方々には早々に負けてしまって面目ありませんが、練習以上の成果が本番で出るはずもなく、この結果は全く予想の範囲内のことです。そんなことを予想しているのでは、顧問として失格だといわれれば、それまでですけど。もちろん、学生任せにせず、手を入れていれば違った結果になっていたと思いますが(地区大会敗退?)。ただ、全国で優勝したり、ロボコン大賞を取るためには、運ももちろん必要ですが、指導教官もそれなりの相当な覚悟がいると思います。とんでもない教官だといわれるかもしれませんが、私には今の学生との関係が最も心地よくロボコンを楽しめるわけであり、これ以外の関係に変えろといわれれば、ロボコンは私にとってちっとも楽しくない苦痛にしかならないものとなってしまいます。全国優勝するために指導教官を別の人に変えるという方針を学校にたててもらうしかありません。そのときは、私は喜んで降ろしていただきます。
 開会式や表彰式で少し気になった(しかし、その本質は大きな問題がある)ことがありますが、それは別の席で。

11月26日「明日、出発」
 いよいよ、明日、東京へ出発します。やり残したことは無いとはとてもいえないですけれども、あとは運を天に任せて、これからできる限りのことをさせたいと思います。努力はすべて報われるわけではないが、勝者は必ず努力している。このことを肝に銘じて、最後の努力をしてきます。ではまた。

11月25日「愛機出発」
 バンザーイ!のかけ声とともに、東京に向かって大和大砲が出発した。7時の予定が大幅に遅れて9時すぎてしまった。いつものことではあるが、ぎりぎりまで調整しないとだめである。来年からは、もっと早めに時間を設定して、実際は遅く業者にきてもらおう。5分前集合というのがあるが、ロボ研では半日あとをめどにするといいかもしれない。
 こんなに遅れたのは、大砲の方向がちっとも定まらないからである。地区大会では発射できなかったものの練習では安定して跳んでいたが、修正後は全く変な方に跳んでいってしまう。このままでは、事故につながる可能性があるので、NHKと相談して見る必要があるだろう。最悪の場合撃てない可能性もある。人に危害を加えないロボットというのが大前提なんだから。もっとも、あれはどう見てもロボットというよりも兵器ですね。何たって大砲なんですから。
 技術的にいくつか甘いところがある。私は他の先生と違ってロボットの実際の製作に関してはいっさい教官が手を出すべきではない、学生が自分たちの手で製作するところにロボコンの意義があると思っている。夏休みの工作を親がやるようなまねはしたくないし、そんな必要がないことは今のロボ研ではわかっている。
 口も出さず、手も出さず、学生がもっともがんばれる環境を作ってやることを最重要事項として考えてきた。しかしながら、来年度ぐらいは口を出す必要があるかもしれない。

11月24日「壮行会」
 ひどい壮行会だった。学生がまずいない。ロボ研の学生さえも全員いない。体育館の半面で練習しているバドミントン部員の方が人数が多かった。ロボコン98や99に参加した電気の学生たちが来てくれていた程度だ。先生も数えるほどしかいない。もちろん電気の先生は全員参加だ(教室会議を中断したから)。しかし、それにもましてひどかったのは、ロボットのデモであった。実は前日に練習しすぎで、子機が壊れ、さらにかごを切り離すフックがおかしくなり、箱もかごもとんでもない方に跳んでいき危なくてしょうがない。校長先生の方にも跳んでいった。
 昨日、フックを取り替えて何とかなるようになったが、本番でなくてよかった。あれでは、前日のリハーサルで即、出場停止にされてしまう。

11月22日「テレビ放映」
 昨日、地区大会の模様が放送されました。焦点は富山商船の女の子と福井高専のムーンサルトに当たっていました。岐阜はベスト4に両方とも入ったのに、豊田高専の方が放映時間が長かった。ワンチップマイコンもそれほど技術的に高いものではなく、岐阜の通信の方がおもしろいと思うのだが・・・。なんといっても去年のインパクトがあるからなあ。テストランで跳ぶのに成功したところを見せてくれただけでも良しとしないと。

11月19日「取材申し込み」
 NHKの朝の連ドラ「あすか」放送の前に地区大会の放送のCMが入っていた。福井高専のムーンサルトが大々的に映っていたが、岐阜はどれくらい映してくれるんだろう。研修旅行に行く前に何度か全国大会用の取材や撮影申し込みがあり、日にちを打ち合わせていたが、なかなか日程があわず、調整できなかったがその後さっぱり音沙汰なしになってしまった。無視されてしまったのかな。いよいよ、あと五日で愛機出発だ。未だに、一連の動作ができていない。どうなることやら。言い訳だけは考えてあるそうだ。

11月17日「カウントダウン」
 東京への愛機積み込みまであと一週間、学生出発まであと十日間。準備万端といいたいけど、仕様を変えたので未だ完璧ではない。11月22日に全国大会への壮行会があるから、このときにはジャンプを完璧に決めてくれるといいんだけど。思えば六月頃から長い長い苦難の道でした。学生もよく頑張ったものだ。

11月16日「ロケット打ち上げ失敗」
 深刻な事態になってしまいましたね。電気系にとっても無関係ではいられない重要な出来事です。日本全体の科学技術のレベルにも関係してくることですから。景気に与える影響も心配です。
 ロボ研は一年生を使って子機をいれるかごの量産体制に入っている。たくさん使うような結果になればいいのだけれど。

11月15日「無事帰還」
 いろいろありましたが、一応?学生も私も無事?に帰ってきました。10日間も日記を書いていませんでしたが、ロボ研は大きな進展がありました。設計し直してつくったシステムがうまくいきそうです。まだ、全部通してやってないので、何ともいえませんが期待しても良さそうです。期待は裏切られるためにあるともいえますが・・・。そういえば準決勝の様子が中途半端でしたので簡単に書いておきます。
 「準決勝」2
 ロボ研の大和大砲の登場に会場も湧いた。石川高専のロボットは準々決勝でかなり痛んでいたのでひょっとしたら不戦勝になるかなと思っていたが、やはり、ちっともでてこない。本当なら問題になる所だけれど、準決勝という舞台でもあるし、地元ということもあってかなり待たされたが、どうしようもない。いよいよ試合が始まる。岐阜は順調に箱をとり、収納も終わりステージにでてくる。石川高専は箱の取り込みに手間取り、この時点でかなり有利な状況になっている。操縦者の林君も舞台の中央に位置どりをして余裕が感じられる。いよいよ、アームの回転が始まる。回転速度にあわせて会場も実況もヒートアップする。そして、いよいよ、待望の発射!と最高潮に達したところでまたもや、ヘナヘナヘナと回転が落ちてしまった。電源ケーブルがはずれてしまったのだった。岐阜の応援団の悲鳴と同時に林君もしゃがみ込んでしまった。もう何ともしようがない。かたや、石川高専は箱の取り込みができないので判定勝ちになるかと思っていたら、最後に箱なしで子機だけジャンプさせてフューチャーゾーンに飛ばしてきた。ちょっとずるいなとは思ったが、減点されるかもしれないのに飛ばしたわけだからそれなりに評価はできる。実況は割と岐阜に好意的で「もう、岐阜のロボットが跳ぶところは見ることができないんでしょうか」となんども繰り返していってくれる。そりゃそうだね。一度ぐらい跳ぶところをみたいと誰でも思うでしょうね。川崎先生の判定も非常に微妙で、石川の勝ちということでいいんでしょうねというような言い方であった。地元ということもあるし、減点のリスクを犯してジャンプさせてそれに成功したことから、残念であるが岐阜の負けも受け入れざるを得ない。
 決勝戦は石川がVゴールを決めたかに見え、会場もおおいに湧いたが、その前に接地禁止ゾーンにマシンがさわっており、得点が認められずに、減点になり、結局、富山商船が優勝した。会場の皆さんは少しわかりにくかったと思う。本来、接地禁止ゾーンにふれて入ったマシーンは取り除かれるはずだったから、審判がそれをしっかり実行していれば変な誤解は受けなかったと思う。
  結果的には、東海北陸地区や、近畿地区の大会の盛り上がりのなさ、ルールの問題等が浮かび上がり、地区大会のルールをそれ以後変えることになった。
 全国大会のルールも地区と同じように変更された。特に、スタートゾーンから動かないロボットは相手が減点されても負けになる(いわゆる失格)ようにはっきりかかれているのは、おそらく、近畿地区でそんな事態が合ったことを推測させる。
  11月5日「風邪」2
 全身がけだるい。なんとかせねばと思うが、年をとるとなかなか風邪も治らない。NHKから地区大会でアームの回転が止まった理由を聞いてきた。放送で使うんだろうか。盛り上がりに欠ける大会だったので、あの場面はテレビ受けするのかもしれない。
 地区大会は11月21日(日)午後2:15〜3:14 NHK総合テレビ
 全国大会は12月18日(土)午前10:30〜12:00 BS9チャンネル
      12月29日(水)午後7:30〜8:44 NHK総合テレビ
 再放送は 12月30日(木)午前10:35〜11:49 NHK総合テレビ
だそうである。すぐ明くる日に再放送するなんてテレビでは珍しいことではないでしょうか。しかもBS9で流す番組とNHK総合テレビで流す番組内容は異なるそうだ。BSに加入したくなりますね。

11月4日「風邪」
 2日、3日と久しぶりに休みが取れた。気がゆるんだのか、風邪をひいてしまってくしゃみがでるやら、咳が止まらなくなるやら、からだがだるいやら最悪の状態に陥ってしまった。特に咳はこの時期に出始めると来年の3月ぐらいまで止まらなくなるので始末に悪い。
 研修旅行、全国大会と、行事が詰まっているので早く直さねば。
 電気工学科のホームページ(タイトルページ)に明日からいよいよ改組に絡むページが載るようだ。

11月1日「気分壮快」
 とっても疲れたけど、体は鉛のように重いけど、気分壮快です。専門展でみんながんばってくれたこともうれしいけど、それ以上にもっとうれしいことが私にはあった。閉会式が1時半に終わった後、次の点呼が3時頃になっていた。電気工学科四年のクラスは物品移動が完了して確認もとれていた。学生諸君は早く帰りたいと言う。何故3時まで待つんですかとも言う。私は少し迷った。ほかのクラスで帰ったクラスもある。しかし。しかし。少なくとも高専祭実行委員はこのクラスの代表として今も走り回っている。やっぱり、彼らが帰ってくるのを待ってから解散すべきではないか。私は学生会の意図を代弁したつもりであった。
 結果的にはみんな待っていてくれた。私も、卒業研究のガイダンスやら研修旅行のガイダンスやらで話をつないで、さすがに1時間半話しっぱなしも疲れたが、最初はつまらなさそうにあくびをしていた学生たちも、最後の方は一生懸命聞いていてくれた(あきらめたのかな)。さすがに、3時まで後五分と言うところまで来て話が続かなくなり、もう帰ろうかと言ったら、学生たちが3時まで待ちましょうと言ってくれた。うれしかった。クラスがひとつになったような気がした。いいクラスだと思う。担任以外はね。高専祭実行委員が帰ってきて、みんなで気分良く、「お疲れさま!」といって解散できた。研修旅行が楽しみです。

10月29日「重い」
 パソコンをいじってワープロが動かなくなってしまい、学生のパソコンを使っているが重い重い。高専祭の準備も遅れがちで気分も重いが、なんといっても体が重い。体重も重いんだけど、体がだるくて重いんです。なんか、いやな予感がする。

10月28日「全国大会観戦」
 全国大会の観戦希望がロボ研関係だけで50人を越している。これに学校関係者や電気の学生たちを入れるとNHKからは制限がかかるかもしれない。毎年60名以上はだめみたいだから、いけない学生もでるんではないだろうか。入場券が割り当てられなかった場合を想定して、NHKに枡席ではなく3階の一人掛けの席の予約をしておいた方がいいのではないだろうか。11月8日消印有効だそうだ。
 ようやく、改良に向かって動き始めたが、高専祭や研修旅行で時間がとられるのでなかなかむつかしい。
 「準決勝」
 電気工学科のロボットと富山商船の戦いは富山が先に箱を投げ入れ、子機もジャンプに成功していた。しかし、子機が箱を取りに行ったところで動かなくなってしまっていた。このとき子機は接地禁止ゾーンにある箱にふれており減点1だったが、審判は旗を揚げていなかった。電気のロボットは橋の先端がロックされていなかったので、子機を発射してもジャンプゾーンを越えることは無理であったが、時間が迫り、操縦者や岐阜の応援団からはこの減点の様子が見えなかったために、判定では負けるという判断から、子機を撃てという声があがってしまっていた。時間間際に子機がジャンプゾーンに接地してしまったが、この判定は微妙であった。ビデオを高専祭で公開しますが、終了のブザーより一瞬早く接地しており、減点は仕方がないことでした。結果的に、後で富山も減点されていることがわかり、同点で判定の結果富山が決勝に進むことになりました。富山の減点の時審判がすぐに旗を揚げていたら岐阜は子機を撃ったのだろうか。完全な橋の状態であれば、ロボコン精神で減点されても挑戦したと思うが、橋の先端がロックされていない状態では減点されるのは目に見えているので撃たなかったような気もする。終わってしまったことであるがビデオを見るたびに、電気の学生たちの無念さが伝わってくる。決勝へ行けば十分優勝する力があったと思う。
 残念な結果だったが、精一杯の努力をしてくれた学生たちに拍手が送られた。そして、ロボ研の大和大砲の登場だ。

10月27日「九州地区、中国・四国地区」
 インターネットでほかの地区をみると結構Vゴールを連続で決めており、レベルが相当に高い。東海北陸地区や近畿地区のレベルが低いからではなく、箱を自由においていいという変更が大きいと思う。東海北陸地区でも、実際、余分な箱は後ろにたくさん積んでおいて前の箱を動かないようにすればかなりの高専が箱をうまくとれ、得点できたものと考えられる。それにしても、今のルールではロボ研のロボットでは歯が立ちそうにない。やはり改造を要する。でも、相変わらず作業は進まない。
 「2回戦から準々決勝へ」
 観衆の期待がピークに達したとき、回転数がヘナヘナヘナと落ちてしまった。あまりのタイミングの良さに、会場が笑いに包まれる。観客がみんな残念がっている中で私は別のことを考えていた。
 「ありゃ、林君、わざと止めたかな。失敗すると減点されるからなあ。」
 心配は杞憂であった。部品が落ちたようだ。ロボ研のパフォーマンスを見せることができずに残念だったが、結果的には勝てたし、子機のダメージもないし、いい出だしだと考えていた。
 準々決勝では3Eもロボ研も箱の取り込みでトラブルがあり子機を発射するまでに至らなかったが判定で辛勝した。富山商船が初めての得点(実際には子機が時間内には離れていないので得点ではないのだが、審判が旗を揚げてしまっていた)をして会場もやっと盛り上がった。電気工学科のロボットと準決勝で対戦するがいい勝負になるという予感があった。
 ロボ研の相手になる石川高専の子機はフューチャーゾーンまで跳んでいったが、ひっくり返ったためかなり手ひどいダメージを受けており、準決勝では動かないだろうから、ロボ研が勝てるのではないかと思っていた。ひょっとしたら岐阜同士で決勝を争うなんて、校長先生も喜ぶ事態が起きるかもしれないと思っていた。そして、 いよいよ準決勝が始まる。

10月26日「改良」
 現在のままでは、フューチャーゾーンで立てる確率は半分ぐらい。全国的にロボ研タイプが少ないこともあり、Vゴールが可能な機能を持てばロボコン大賞だってねらえると思う。改良を計画しているが、古田君や青山君が研修旅行でいなくなるので、間に合うだろうか。
 「地区大会当日」3
 結局、一回戦ではどのロボットも得点を上げることができず、審査委員長の判定で決まっていった。どこの高専が初めて点を取るのだろう。会場は白けきっていた。アナウンサーや実況の声がむなしく聞こえる。私は岐阜のロボットがきっとやってくれると期待していた。
 電気工学科3年の「快速橋機」が2回戦から登場した。初めて見事にフューチャーゾーンに着地し、得点まで後一歩というところで時間切れだったが、会場に期待感が湧いた。初めて盛り上がった。きっとロボ研がやってくれる。この歓声はロボ研のためにある等と思っていた。
 ロボ研の「大和大砲」の登場。今までとは違うタイプのロボットの登場に会場が湧く。箱の取り込みができなければパフォーマンスもできない。箱の取り込みだけは成功するように祈っていた。スタート。鳥羽のロボットは羽根は回るもののスタートゾーンからでることができない。負けはないと思ったが、箱をとれないようでは話にならない。
 箱を見事にゲットし格納も素早くスムーズに行うことができた。成功だ。今までで一番いい。林君の操縦により舞台中央にでてきた。会場がどよめく。アームが回り始めた。一瞬、だらりとアームがさがったので会場がどよめいたが、カチッとロックされアームが回転し始めた。盛り上がりに欠けた展開であったので、実況もここぞとばかりあおり立て、会場はいやがおうにも盛り上がり、さらに回転は上がり、この次になにが起きるのだろうと固唾をのんで見守っていた。私も失敗して減点なんてことは忘れて発射をいまやおそしと待っていた。そして・・・

10月25日「岐阜新聞」
 昨日の岐阜新聞に掲載されました。選手と部長に入ってもらいましたが、これで岐阜高専を一人でも受験していただければ幸いです。

10月23日「中間発表」
 土曜日。卒研の中間発表の練習をする。ロボ研は久しぶりの休日だ。考えてみれば私はこのところ休日がない。来週も高専祭があるし。少し休みたいんだけれど、その後は研修旅行、全国大会と続く。研修旅行でゆっくりと休めばいいか。
 「地区大会当日」2
 一回戦の第一試合が始まる。選手宣誓をした二人が対戦したが、予想どおり、片方が全く動かず、片方は動いたものの箱を取り込むのに四苦八苦してそのままタイムアップ。会場からどよめきが聞こえる。同点の場合は、電力容量がすくない方が勝ちになるというアナウンスがはいり、会場は納得したようだったが、私は青ざめた。しかし、そのあと審判長がスタートゾーンから片方が全くでていないので電力使用量がゼロのためこちらの負けと説明した。アナウンサーも会場もよくこの事態が飲み込めないようだったが、私は、なるほど、そういう解釈で負けにする手法をとったのかと理解していた。やはり、スタートゾーンからでてない場合、失格という形ですべてを否定してしまうのはその高専に失礼だという配慮なんだろう。しかし、相手が減点されたら、動かなくてもやはり勝ちなんだろうなあ。会場もざわついているし、これからどうなるんだろう。ん!NHKの例の人と審判がなにやら話している。レクチャーしているのかな。
 その後は、知らないうちに審査委員長の川崎先生に判断を仰ぐようになり、川崎先生が勝ち負けを決めだしてしまった。川崎先生にとっては大変だけど、会場も納得しているし、結果的に最良の方法を採ったと思う。東海北陸および近畿地区以外は新しいルールで箱をとれば1点、跳べば3点というように改正されたが、この地区はそれをやっていたわけである。方や、近畿地区大会では全く動かないロボットが動いたロボットに勝ってしまったようだから、不満もでたことでしょう、そういう意味では、私がなにも言わなくてもこうなったかもしれないけれど、少しは公平な勝ち負けに貢献できたと思っている。あのとき、なにも言わなかったら、鳥羽に負けていたかもしれない。
 一回戦の鳥羽と沼津の試合は沼津が重量オーバーで失格になった。私は初めてスタートゾーンにたてないロボットを見た。このため、鳥羽のパフォーマンスを見ることはまたしてもできなかった。

10月22日「岐阜新聞取材」
 午後3時より岐阜新聞の取材を受ける。今年もいろいろな形で学校広報活動に参加した。お役に立てれば幸いです。なんといっても注目度は高いので、逆PRにならないようにしなければならない。惨めな負け方では卒業生や父兄も肩身が狭くなりますからね。こちらもそれなりにプレッシャーを感じています。
 「地区大会当日」
 テストランの時間になっても鳥羽は始めようとしない。私は競技委員長に近づき、質問を投げかけた。
「相手がスタートゾーンから全くでることができない、あるいはでようとしない場合、こちらが得点できなければ電力勝負ということになるのですか?」
「いや、そんなことはありえません。重量オーバーのロボットはスタートゾーンにたてないですし、そんな事態は無いですよ。」
「しかし、昨日から見ているとテストランを全くしない高専もあるし、はじめから動けないか、故障かわからないけれどもスタートゾーンから全く外へでることができないロボットもあるんではないですか?全く得点能力を有しないロボットが電力量勝負で勝ってしまっても観客が納得しますか?」
 どうも、競技委員長は岐阜の対戦相手を間違えているようだった。
「スタートゾーンから故意か、事故か、能力不足かわからないけれども、一歩もでないロボットが優勝してしまったらどうするんですか。少なくともスタートゾーンからでることができないロボットは負けにすべきではないですか?」
「そんなことは無いと思いますが、もしあれば、スタートゾーンからでれないようなロボットがあれば審判と相談します。」
 競技委員長は最後には理解してくれたようだが、教官会議で決定したわけでもなく、一抹の不安があった。しかし、勝手に私だけが動いてルールが変わったのでは他高専に申し訳ないので、それ以上言うことをやめた。教官として言うだけのことは言ったのだから、後は競技委員長に任せた。
 選手にはこれまでの話をした。相手がスタートゾーンからでられずに、こちらが発射して減点になってしまったら負けることもあるわけであり、かといって相手が最後に動き出してスタートゾーンの外へでてきたらこちらの負けだし、競技委員長の話もオフィシャルに各高専に認められているわけではなさそうだし、あまり相手の出方を見てこちらの態度を決めるのもロボコン精神に反するということで、結局、相手がどうなろうとロボ研はベストを尽くして最高のパフォーマンスを見せることにした。それで負けても、誰もが納得してくれるだろう。

10月21日「だから、いったでしょ」
 国専協から地区大会の補足ルールについて大至急でファックスが届いた。17日に行われた地区大会の結果から、ルールを大幅に変えた。箱は自由にセットすることができ、箱をとれば一点、ジャンプすれば3点(接地すると1点減点)だそうだ。全く動かないロボットが、ジャンプして減点をされたロボットに勝ってしまったという結果があったらしい。東海北陸地区ではいつの間にかルールが変わっていたので(実は私が関与していたような気もするが)そういった事態にはならなかったが、近畿地区ではあったようだ。だからいったでしょ。スタートゾーンから一歩も動かないロボットが優勝したらどうするんですかって。
 「地区大会前日」3
 鳥羽のロボットは結局テストランをしなかった。私には一つの危惧があった。鳥羽が全く動かずに、岐阜も失敗したら、電力勝負でロボ研は負けてしまうではないか。夜の教官会議はかなりもめたが、同点の場合の電力勝負については、何ら質問はでなかった。明日テストランの時間があり、そのときに鳥羽が動くかもしれないので、私がその場で指摘するのは失礼だと思って遠慮した。ホテルで昨年と同じようにビールをしこたま飲んで疲れもあって寝てしまったが、夜明けに目が覚めここで私は考えた。そうだ。やっぱりやれるだけのことはやっておこう。このままでは、岐阜の負けになってしまうし、観客にとってもきわめて奇異に映るはずだ。私は決意をして会場に向かった。私のこの決意は結果的に重要であったと今でも思っている。

10月20日「地区大会前日」2
 近畿地区の大会では結局1点もはいらず、電力勝負になったようだ。本当に、それで決めてしまったのだろうか。
 計量が始まった。もう試合が始まっていると言ってよい。昨年まではNHKの方で計量していたが、今年からは主管校の石川高専がやっていた。岐阜は2台ともクリアした。2回戦で当たる予定の沼津は7キロオーバー!それに対して鳥羽の方は全重量でも6キロ!!沼津は木製で、計量が終わってから鋸で一生懸命切っていた。鳥羽はなにもしていなかった。重量オーバーが続出する。それも、25キロ制限を6キロとか7キロもオーバーしている。高さの規定に引っかかるロボットもでる。一体なにを準備してきたのだろう。私には理解できない。
 テストランの時間になったが、どこも動こうとしない。一生懸命作業しているところもあれば、なにもやっていないところもある。いつもだと、順番待ちができるのだが。遠慮しているのだろうか。審判長は岐阜大学の川崎先生(機械の奥川先生の御師匠さん)だった。岐阜に有利かと思えるが、かえって不利なんじゃないかな。解説は今年も大熊先生。四方山話や、今年のテーマが難しい等という話をしていたが、そこにロボ研のロボットが一番でテストランに登場した。会場の視線が集まった。テストランスタートの合図とともに箱を取りに行くが、この箱がとれない。練習で使っていた箱と違って塗料が塗ってあるし、土台の板にも塗装があるので、練習時よりも摩擦係数が小さいのであろう。時間がないので、神の手を使って箱を取り込むが、格納がまたしてもできない。日記に書いてきた私の悪夢が正夢になろうとしている。またしても神の手を使って、格納する。遠心力を使って子機をとばすのだが、腕が回り始めたときには会場がどよめいた。確かにインパクトはあるなあ。子機は見事に障害物を飛び越え、フューチャーゾーンに着地した。拍手が湧く。しかし、見事にひっくり返っていた。再度神の手を使い元に戻して3点をゲットした。しかし、箱がとれなきゃどうしようもない。ともかく、箱の取り込みと格納に集中して直すことになる。電気工学科3年のロボットも無事テストランをすませた。ある高専が障害物にロボットを激突させて、見事に大きな穴をあけていた。そういえば昨年もテストランでセットを壊した高専がいて、教官会議でNHKから当日にこんなことになれば失格にするなんてきついことを言われていたが、今日もいわれるんじゃないかな。結局、ほとんどの高専がテストランをやらずじまい。一体、今年はどうなるのだろう。とりあえず、対戦する沼津と鳥羽を見ておきたかったのだが、相変わらず鋸の音が隣の沼津の作業場所では響き、鳥羽のロボットの近くにはずっとだれも近づこうとしない。

10月19日「地区大会前日」
 地区大会が終わればゆっくりできると思っていたが、さらに忙しい。全国大会の手続き、高専祭の専門展、研修旅行の準備、科研費の申請、論文の校正、中間発表の準備、地域振興(RSP)事業のコーディネート、カリキュラム検討、学科改組、理工系教育推進事業・・・あーもう、発散しそう。
 地区大会前日、朝6時から梱包を始める。少しは練習できたようだが、発射後にマシンが倒れてしまう問題点は残っていた。ともかく、あわただしく出発する。津幡運動公園体育館には11時半頃到着した。すでにかなりの高専が来ており、岐阜のロボットも搬送されてきていた。トラックからおろし、組み立てるところをNHKのカメラが撮影していた。他高専のロボットはほとんど打ち出し型であり、ヘリコプターと思われるものも二台あった。本当に飛ぶのかいな。遠心力を利用するタイプはないようだ。ブランコと思われるものがあるがとても飛ぶとは思えない。まだ、ドリル加工をしている高専もある。教官自らアルミパイプを切っているところもあったが、それはちょっとまずいんでは?
 選手・指導教官用のTシャツが配られる。私の分は毎年クラブの誰かに進呈している。今年は部長の古田君に進呈した。
 組み合わせ抽選会が始まる。今年は一回戦の第一試合のリーダの二人が選手宣誓することになった。幸い?岐阜ではなかった。ロボ研は二回戦からで、沼津と鳥羽の勝者と対戦することになった。
   10月18日「ロボコン結果」
 全国大会出場が決定しました。電気もロボ研もベスト4だったが、岐阜同士の決勝もあり得るほどの僅差でした。優勝は意外な展開で富山商船でした。電気工学科3年は芸術賞、ロボ研はアイディア賞で、全国にはロボ研が行くことになりましたが、電気のロボットがいってもおかしくない展開でした。ロボ研には電気の分までがんばってほしいと思います。日記で順次書いていく予定ですが、ビデオを撮ってきましたので、NHKに先駆けて、10月31日に電気工学科で主催するエレクトロニクス体験コーナーで披露する予定です。
 今日はとても忙しく、また後日。

10月15日「発明工夫展」
 私的なことで恐縮だが、三男の夏休みの工作が「中部通商産業局長賞」をいただいた。
 結局、今朝の三時頃に床に着いて、泥のように眠ったが、朝、上記の賞を取ったことを妻から聞いた。出展してから、なにも通知がなく、気にもとめていなかったので驚いた。しかも、聞けば出展作のうちで最高の賞だという。次は、全国大会にでるために、東京に作品が送られる。この日記を書いているときに、事務の方からNHKの12時のニュースで紹介されていたという話を聞いた。しまった。録音しておくんだった。まさか、テレビでやっているとは思わなかった。
 やっぱり、あまり期待していない方がいい結果を生むようだ。ロボコンを前にしていい知らせが舞い込み、この勢いでロボコンも・・・なんて期待はしない方がいいですね。でも、三男はお盆の頃にはほとんど完成させていたからなあ。
 表彰式は10月17日の午後から、展示は15から18日までいずれも正木のマーサ21で行われるが、残念ながらロボコンのために息子の一生におそらく一度しかない晴れ舞台をみることができない。とりあえず賞状のもらい方だけでも教えておかないと・・・。

10月14日「出発前々夜」
 今日は個人懇談が昼からずっとあり、さすがに疲労困憊しています。もうすぐ11時になろうとしているのだが、今日はテストランができるのだろうか。一目見て安心してから帰りたい。このところ体調が悪いのでぽっくり逝かなきゃいいんだけど。もし、ぽっくり逝ったら公務災害で過労死として処理していただけるように関係諸氏にお願いしたい。昨年も同じようなことを書いて、結局今日まで生きていたのだが。
 最近目が霞始めたのも心配の種である。

10月13日「気を取り直して」2
 「俺は降りる」と言ってしまったが、今更、降りることができるわけもない。少しでも学生がこれでやる気になってくれればいいが、もう、そんなことも考える暇もないくらいの状態になっている。
 明日は個人懇談で昼から休講。都合の悪い方のために今日から始めているが、皆さん熱心な方ばかりだ。そりゃ自分の子供だからと言うことかもしれないが、自分の子供をほったらかしにしている親はたくさんいる。ここにもいる。その点では四年電気の出席率は高く、皆さん本当に熱心だ。私も見習わなければ。

10月11日「NHK撮影」
 制御系のトラブルで取材が滞る。電気の学生にはよく話すが、実験の神様は必ずいる。じっと、実験者の様子を窺っている。そして、本当に真摯に努力しているものだけに実験の神様は微笑む。結局四年生に頼りっぱなしではないか。努力はすべて報われるわけではないが、勝者は必ず真摯に努力している。二兎を追うものは一兎をもえず。二足の草鞋を神様がどうみているか、もうすぐ結論がでる。

10月10日「気は取り直せない」
 ロボコンに出場する選手がこの忙しいときにプロコンや通信部の仕事をしている。ロボットの方はいろいろな作業があり、4年生がでるわけでもないのに一生懸命作業をしているというのに。おかしいと思わないのだろうか。それとも私がおかしいのだろうか。少なくとも選手ならたとえ自分の持ち場が終わっていても、上級生が一生懸命にやっているのだから手伝うべきではないのだろうか。プロコンとロボコンを両方やるなんて虫のいいことが許されるのだろうか。選手としてでたいのはたくさんいるんだ。ああいった考えには私はついていけない。部長の古田君が板挟みになってかわいそうだが、自分の持ち場がたとえ終わっていても、選手はほかの部署をアシストすべきだと思う。それがチームワークであり、クラブの良さなのだと思う。
 一体何のために、私はこの三連休に学校にでてきたのだろう。気分が悪くなっただけだ。4年の古田君や青山君の献身的な努力に敬意を表したいが、選手があと一週間という最も重要な時期にほかの部活にいっているのはどうしても私には理解ができない。

10月9日「気を取り直して」
 土曜日。学校は閑散としている。4年電気は時間外を頼みに来たけれど、結局やってない。佐井研は休みでも来ている。うちの卒研生は誰もきていない。みんなで留年すれば怖くない。それもいいかもしれない。今きちんとした指導をしないと、これからに悪影響を及ぼす。なんといっても、当人たちのためにならない。
 ロボ研は工場でアルミ溶接。箱をとる以前の問題で、重量オーバーで失格では話にならない。とりあえず、参加できれば、相手次第でなにもせずに勝てるかもしれない。

10月8日「重量オーバー」
 なんてこったい。今頃、重量オーバーだという。それも6キロも。箱を二個運ぶのをやめて一個にするという。箱をとるところから、格納するところ、子機、子機の保護用の箱をすべてつくりなおす・・・。一体この一ヶ月なにをやっていたのだろう。何か、このクラブには私が休眠した1年間に変な伝統ができてしまったとしか思えない。岩井君はしっかり統率していたんだなあ。
 また、今年もぶっつけ本番か。きっと二年前もそうだったんだろう。初戦敗退が続くわけだ。今年で3年連続初戦敗退にでもなったら、部の存続に関わる事態に発展するような気がする。

10月7日「岐阜新聞」
 カラー写真で大きく掲載されました。しかし、ロボ研の写真だけだった。両方一緒にとったのは一体何だったんだろうかという気がするが、記事を書くのは岐阜新聞だから載せていただけただけでも幸いである。きちんと「学生」になっていたし「電気工学科」になっていたことだし、満足満足。
 結局10月11日に取材・撮影が入ることになった。この日に一連の動作ができなかったら、いよいよ私は重大な決意をする。!このせりふは確か一年前のこの時期にもいったような気がする。

10月6日「壮行会+お披露目+岐阜新聞取材」
 午後からの一日入学は部長の古田君がうまくやってくれたようだ。3時から岐阜新聞の取材を受ける。あらかじめ今年度のテーマとルールなどの概略をまとめた説明書を用意しておいた。日頃から気になっていた語句の間違い(生徒→学生、電子工学科→存在しない)をしないように強調しておいた。写真もこれまでは片方のロボットだけのことがあったので公平に両方撮っていただいた。記事が楽しみである。
 壮行会を開いていただいて感謝したいが、お披露目はもう一つだった。思えば9月の高専見学会が一番良かったような気がする。
 あと10日ほどだが、週末の休みにできあがらないと昨年と同じ結果をたどるだろう。練習では100回うまくいっても本番では101回目で失敗することがある。1000回うまくいっても1001回目での失敗が当日起きる。スポーツでも試験でも、本番で今までに失敗ばかりしていたのが突然成功するなんて事はあり得ないことを私の長い人生でよく経験している。もう、イベントは本番までないので、モチベーションをあげることはできない。私が憎まれ役になって叱咤激励するしかない。悪役になる決意をしました。

10月5日「一日入学」
 今日は岐阜市の中学生が一日入学にやってきた。ロボ研もデモ操作をしたが、一連の動作は結局できずに部分部分のデモになってしまった。明日は本巣郡の中学生がくるが私は授業があるので説明ができない。学生に頼んでおいたが大丈夫だろうか。そのあと、壮行会+お披露目をする。明日は一連の動作ができるといいのだが。今年はいろいろなイベントを課してきたが、そのつど恥ずかしくないものにするためそれなりに努力をするから、いい手法をとったと思っている。時々、区切りをつけることが重要だということを去年の経験で知った。NHKから連絡があり、毎年撮影に来ていたが、今年はこちらでビデオでとった画像を使用することになった。昨年来の予算の騒動で経費節減になったようだ。たまたま、電気に大きな予算が付き、その一環で最新のディジタルビデオカメラを購入したのでタイムリーである。コマーシャルでやっている例のメガピクセルという奴です。9月発売の最新式で確かにきれいな画像です。やっぱり、NHKもきれいな画像の方を使いたいだろうから、他高専と比較してかなりいいポイントがかせげる。(他もいいカメラを使っているかな)ところで、どうも解説は名古屋大学の大熊先生がまたやるようだ。昨年の日記にもかいたが、ことしも思い切り売り込んでおこう。3年電気のロボットは冨田先生(大熊研出身)が指導教官になっているが、冨田先生にその話をしたら、体育館でごろんとひっくり返っていた。

10月1日「秋休み」
 昨日と今日は休講で時間がたっぷりある。ロボ研も最後の追い込みをしているが、一・二年がいない。というか、前日から参加する学生しかいない。今年は四年生がよく頑張ってくれたが、伝統をつくるためには低学年がもっと参加しないとだめだ。夏休みには結構いたのだが、どうしてしまったのだろう。一二年で雑巾掛けをがんばることが必要なのに。

9月29日「ラストスパート」
 いよいよあと20日。といっても、実際に製作できる日は少ない。本当はもう完成して、練習していなくちゃいけないんだけど、やっぱり今年も無理だった。せめて一日入学までには何とかしてもらいたいものだ。

9月28日「会場」
 会場などの連絡が来た。津幡総合運動公園体育館だが、津幡駅からの交通手段はなくタクシーだという。それに対して宿泊場所は金沢駅前だそうだ。どうせなら温泉の方がよかったのだが。
9月27日「三人の卒業生」
 台風の最中に卒業生が訪ねてきてくれた。三人とも国立大学に編入学しており、大学でも出色の存在であると思う。高専から大学に編入学した学生はほとんどが大学でもトップクラスの実力である。いったいどうしてであろう。もって生まれた資質や、その後の高校などでの勉強に対するひたむきさからいっても、絶対に普通高校からの大学生の方が優れているはずなのに。おそらく、普通高校からセンター試験を経ては、高専生の誰も希望した大学に入ることすらできないだろうに。受験戦争をひかえる高校教育が間違っていて、高専教育が最適であると思いたいところではあるが必ずしもそうではなかろう。受験戦争の抜け道という人もいるが、抜け道からはいった方が成績がいいのはどうしてだろうか。プロ野球の世界で、学生時代に肩を消耗していないピッチャーの方が活躍するという話もあるが、受験で消耗していないからいいのだろうか。人生で一度ぐらいは強烈なプレッシャーのかかる経験をすることは必要だと思うのだが、問題はそれに疲弊してしまうことか。
 結局は、中学から工科系へ進みたいと目的をもっていたものと、漠然と受験戦争の中で目的ではなく、偏差値で合格できる学部や学科をえらぶものとの違いが現れるのであろう。

9月24日「知事賞」
 私事で恐縮だが我が家の三男が夏休みに製作した工作が科学工夫展で知事賞に選ばれた。結構、新聞にも紹介され、岐阜新聞ではカラー写真で掲載された。
 我が家では、毎年夏休みには夏休みの自由課題として科学作品を製作させている。子供の創造力を伸ばすことと、もの作りの楽しさを学ばせること、そして親子のスキンシップをはかるためである。長男が5年生のときからはじめ、それなりに効果はあったように思っている。小学校では自由課題の中から科学作品関係のものを選んで、科学工夫展等に応募しているが、幸い我が家の製作物もずっと出展させていただき、いろいろな賞をいただいてきたが、今回が最高であった。三男も鼻高々である。
 毎年、参加作品が展覧されているので見に行っているが、そのレベルはかなり高い。それは、決して技術的に高いというわけではない。出典物の中には複雑な電子回路やセンサーを使ったものがたまに見受けられるが、それらにはほとんど賞が与えられてない。せいぜい努力賞止まりである。これまでに知事賞などを取った賞は、ほとんどが私の目からみても、小学生らしい、なるほどと思わせるものである。その点で審査員の基準はしっかりしている。これまでに選ばれているものはどれもせいぜい電気的にはマブチモータや電球を使う程度であり、機械的にもタミヤのギヤボックスを使う程度である。しかしながら、創造力にあふれオリジナリティにあふれた作品が多いとおもう。
 ロボコンや電気の教育方針も考えさせられる点が多い。

9月22日「台風」
 大型の台風が沖縄に停滞している。長良川も大増水だ。そういえば昨年は台風のおかげで一日試験が中止になり、予備日に廻ってしまった。あの一日は痛かった。今年も、いやな予感がする。

9月21日「訃報」
 図書係長が亡くなられた。58歳だという。3年前のロボコンで全国ベスト4になったときには学生係長として本当にお世話になった。ゴルフがとてもお上手で親しくお話をさせていただいた。ユーモアあふれる話はとても印象に残っている。御浄土への旅立ちを願い、合掌。

9月20日「ロボット披露と壮行会」
 10月5,6日に岐阜市の中学生が一日入学にくるので、ロボット実演をすることになっている。この日には一連の動作をするようにしてほしい。そうでなくてはとても間に合わない。6日はそのあと全校に披露し壮行会をしていただくことになった。どうなることやら。

9月17日「落とし穴」
 昨年は難しいところばかり考えて、簡単な箇所をしっかりやっていなかったために、初戦で敗退してしまった。少なくとも、一点を取りに行く子機が出さえすれば初戦は勝てた。
 今年も、箱を取るところが未だにできていない。跳ぶところだけ一生懸命考えている。箱を取らなきゃとばせないのに、そんなものは簡単にできると考えている。何でもいいから、まず、第一次近似で作り上げることが重要であることは身にしみてわかっているはずなのに、一年もたつと忘れてしまっている。三年前のロボ研はこんなんじゃなかったのに、いったいいつからこんな変な伝統になってしまったんだろう。
 今年もこのままでは大きな落とし穴が待っているような気がする。自分でつくった墓穴という落とし穴が。

9月12日「高専見学会終了」
 無事終了しました。ロボット研究会と三年電気工学科のロボット実演の司会をやりました。3回公演しましたが、いずれも200人の腰掛けがすべて埋まり、立ち見が出るほどでした。700人の参加だったそうですが、延べ人数では700人を越していたと思います。公開時間の五分前には数えるほどしかいなくて心配しましたが定刻になったらぞくぞくと入ってきました。やっぱり、ロボコンの知名度は抜群です。本当にやりがいがありました。どちらのロボットも今できるところまでは見せることができました。完成度では3年電気が優れたところを見せましたし、パフォーマンスの点ではロボ研もなかなかだったと思います。中学生にはいささか物足りなかったかもしれませんが、おおむね好い印象を与えたのではないでしょうか。ロボ研も3年電気も実演に向けてがんばりましたが、大勢の前で実演することは今後の地区予選に向けてもいい経験になったと思います。自己紹介をさせましたが、大勢の前でマイクを使うのはとても緊張しますが、次回からはきっと慣れると思います。ロボットの製作も一区切りで問題点が明らかになり次のステップへのおおきな足がかりになりました。
 一方、時間の合間をぬって電気の展示を見に行きましたが、とても好かったと思います。中学生や保護者、中学校の先生方への態度も立派なものでしたし、出し物も好かったと思います。近年になく一番好かったのではないかと自負しています。これからは期末試験、高専祭、研修旅行と行事が目白押しですが、この見学会で先生方と学生の間の親近感が深まったのではないかと思います。実践的技術が身に付くいい機会なのですが、それ以上に、先生方と教官の溝をうめることが一番重要だと思います。久しぶりにいい汗をかきました。今日のビールはうまいでしょう。

9月7日「後片付け」
 電気工学科3年生のチームの様子を見に行ったら、作業終了時に仲先生の(T先生ではない!)指導で掃除をしっかりやって終わるところであった。やっぱり作業が途中でも終わるときにはしっかり掃除をすべきなんだと思うが。どうも、私の性格では一仕事終わらないと片づける気になれない。本当はこんなことではもの作りの技術者としては失格なんだろうけど。掃除の時間がもったいない気がして、これは性格もあるんだろうけど。
 そういえばロボ研の作業場から帰ってくると、スリッパにいろいろなものがくっついている。

9月3日「高専見学会」
 高専見学会では一連の動作ができるように準備をするという。残された日々を考えれば、それくらいまでいっていないといけない。昨年は見学会には披露しなかったが、今年はその反省から参加させることにした。やはり、一つの目標を定めることが重要だ。その次は、中学生の一日入学、NHKの取材など、いろいろな通過目標がある。
 今年のロボットも結構技術的に見ると高いレベルにある。問題はそれを見てもらえるかどうかだ。昨年の轍だけは踏まないようにしなければならない。

9月2日「8時半のニュース」
 「すずらん」の終わったあと8時半のNHKのニュースが始まるのだが、このときの女性アナウンサーの表情を見るのが楽しみであった。アナウンサーの表情だけ見てニュースは見ずに切ってしまうのだが。今日の朝刊に彼女の紹介がしてあって、ああやっぱりそうだと思った。彼女も「すずらん」を見ていたのだ。まだ、主人公がかなり辛い時期であった頃、涙を誘われてこちらも見終わったとき、この女性アナウンサーも泣きそうな顔をしてニュースを読んでいた。明るい話で終わったときには確かに嬉しそうな顔をしていた。その妙な気分の名残みたいなものに惹かれて、いつもアナウンサーのその日の表情だけを楽しみに見ていた。
 新聞にはそのあたりの事情も書かれていたのだが、面白いものだ。そういえば、そのあとすぐに学科事務室へ行くのだが、時々、学科事務室の女性陣も目が赤いことがあるような気がする。私はといえば、歩く間に何とか涙目は回復しているんだが。

9月1日「ルール」
 ルールおよびその後訂正されたFAXをもう一度読み返してみると、どうも、微妙に見解が変わっていったような気がする。会場に行ってみたらルール違反で作り直しなんて去年の二の舞はごめんだ。
 明日は3年以下が課題試験で今日はオフ。

8月31日「夏休み終了」
 あっという間だった。問題を残しつつも一応私の予定は完遂した。ロボ研も部屋の移動を完了した。メンバーも決まったし、一刻も早く完成して練習あるのみ。とりあえず夏休みの課題試験のため9月2日までは休み。

8月27日「危機一髪」
 いやー、昨日は危ないところでした。もう少しで「プッツン」という音とともに怒りが大爆発するところでした。夜の7時から9時まで体育館で跳ばしたいので、使用許可願いの印鑑を押してくれといってきた。三男に8時までには帰ると約束していたが、「重大な決意」のこともあり、家に遅くなる旨を連絡した。
 部屋で論文を書きながら時々体育館に行くが誰もいない。8時半頃になるという。守衛さんにちょっと遅れているので9時すぎるかもしれませんとお願いする。8時半になってもできそうもない。何のために、俺は印鑑を押したんだ。もう絶対に頼んできても印鑑なんか押すものか。私はビデオルームで無言で立って彼らの作業を見ていた。9時になってもダメ。時計は9時半を過ぎていた。私は爆発寸前であった。私の「重大な決意」を発動するときがすぐそこまでせまっていた。喉元までそのセリフが登ってきたがその都度それを抑えたのは、懸命に作業をしている学生たちを前にしているからであった。彼らも何とか跳ばしたいと思っているんだと思い、私は私の怒りを抑えた。
 守衛さんに今日は体育館を使えない旨を話し、私は家に帰宅した、11時近かった。三男はもう眠っていた。暗雲たる思いで私は2時頃まで寝付かれなかった。こんな状況は昨年と全く同じではないか。場所を借りて、人を待たせてずるずると結局できない。そして、大会前日も徹夜して、結局失敗する。また、昨年と同じことがこれから一ヶ月半の間毎晩毎晩繰り返されるのか。私は「重大な決意」を胸にして家を出た。もうNHKへの登録の時期が迫っている。決断の潮時だと判断していた。
 学生たちに会い、その後4mほど跳ぶところまで確認したという。本当だろうか。私は目の前で確認したかったが、装置をはずして今はできないという。私はとりあえず「重大な決意」を胸の中にしまい込んだ。9月12日の高専見学会にははっきりするだろう。しかし、これからいったい何度「重大な決意」しなければならないんだろう。

8月26日「思わぬ予算」
 主任の頃に継続して申請していた経費が認められた。結構大きな予算であり、電気工学科で後々まで財産になるようなものを買いたいですね。本当にこんなにもらっていいのかしらね。
 だめと思いつつもあきらめずに何度も申請していたのがよかったようです。宝くじでも買わなきゃあたらないものね。

8月25日「教員研究集会」
 この夏の最後の課題である、教員研究集会に昨日から参加していました。参加といってもSCS(衛星放送)による本校からの参加です。テーマは「高専と技科大のカリキュラム連携」です。思いきって高専の専攻科をネットワークで結んだ連合大学院をめざすカリキュラム連携をぶちあげてみましたが、メーン会場は静まり返っていたような気が・・・。
 岐阜にとんでもないことをいう奴がいることを認識していただくだけでも参加した意義があるような気がしますが。きっと他高専でなく本校からも非難の集中砲火があるんでしょうね。
 しかし、SCSに参加した他高専の会場にはたくさんの教官?がいたのに、岐阜は私だけ。最近岐阜高専で浮き始めている私らしいといえばそれまでなんだけど。他から見れば一人で何をわめいているんだなんて見られたのかな。私が何を言ったか知られなくてよかったのかもしれないけど。ビデオに撮ったみたいだから消してもらおう。
 最近、ロボ研に顔を出しても挨拶もろくにしてもらえなくなった。部長の古田君と、4Dの柏木君、3Dの梅田君とあと電気の学生が会釈するくらいであとは無視されている。あれほどうるさく挨拶していた一年生もロボ研には皆無だ。
 学生は正直だとこちらが反省するべきなんでしょうね。
 なんだか孤独だ。

8月20日「ほぼ完成」
 といっても、ロボットではありません。例の解説の論文です。土日に見直して終わりにしたい。最終締め切りが27日だから、まあいいほうです。それにしてもこの20日間は疲れた。卒研生もようやくやる気になってくれたようだし、いよいよ最後の夏休み・・・といきたいところだが、まだ一つ書くべき論文があった。一難去ってまた一難。そういえば9月に応物と東海支部の学会があったっけ。

8月19日「重大な決意」
 いつになったら跳ぶんだろう。7月中に跳ばしてみるなんて景気のいいことを聞いたような気もするが、きっとあれは夢だったんだろう。しかし、しかし、今月中に跳ばなければ私は重大な決意をするつもりだ。
 ”重大な決意”とは、いったい何なのでしょうか。そういえば昔そんな言葉を聞いたことがあります。”重大な決意”とは”重大な決意”なんです。なんのこっちゃ。

8月17日「夏休みもあとわずか」
 あっという間に10日たってしまった。ロボ研も8月27日には引っ越しをするからあと10日だ。ほんとうにできるのだろうか。

8月6日「試作機」
 確か7月中には跳ばすようなことをいっていたが、始めから割り引いて見ていた方が精神衛生上いいのかもしれない。うまくいったときの喜びが大きいだろうから。
 とりあえず親機のフレームだけは出来ているが・・・、いずれ重量の問題が出てくると思う。
 例年だともうそろそろNHKの方から取材申し込みの電話が入る頃だが、今年はなんていって言い訳しようか。
 得意の粉飾決算か。
 
8月5日「停電!」
 さあ、論文を書くぞと勇んで学校へ来たら停電!11時までだそうだ。すっかり環境に飼い慣らされてしまい、エアコン、パソコン無しでは一分たりとも部屋にいることが出来なくなってしまった。とりあえず、涼を求めてマンモスで買い物などをして時間を過ごし、11時から始めるが、論文の投稿規定を読むだけで終わってしまった。
 ロボ研も今日試作機を飛ばすはず!なんだが?。
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