手動ロボットの紹介



手動ロボットは、競技のすべてを担当するロボットです。
自動ロボットにプレゼントを渡したり、自動ロボットと一緒に踊ったりすることのできる機能が満載の点が特徴です。

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モーターひとつで動く2つの足


Spicaの手動ロボットの足はZiNの2足歩行ロボットと同じ機構により、歩行の一連の流れを1個のモーターで行っています。
コントローラと手動ロボットとの電波通信で負担がかかる電気的な操作を簡略化することができました。
ZiNの2足歩行との違いは、腕などの機構により胴体部分の重量が大きくなったことにより、足が太くなっていること、そして、この足のもうひとつの特徴、足首の回転板です。
ロボットの両足首には、ロボットの回転を行う回転板があり、強力なモーターが搭載されています。
滑らかなターンでロボットの自由度を一気に上げることができました。


機能が充実した胴体部分




Spicaの胴体部分は、自動ロボットと一緒に踊るための2本の腕、プレゼントを拾うためのアーム、スターステージに上るための足などが搭載されています。

2本の腕は、Spicaのテーマである2連星を輝かせるポーズを行うのに重要な要素となっており、腕の先には星を輝かせるための高輝度LEDが搭載されています。
もうひとつ、ロボットの上面に搭載しているアームは、プレゼントであるミラーボールを拾うためのアームです。
アームは先端でプレゼントを挟むようなつくりになっており、伸縮式で多少ロボットの位置がずれても素早く拾うことができるように自由度を高くしています。
ロボットの両脇についているポールのようなものは、スターステージに上るための足です。
スターステージに上るときはこの足を使って体を持ち上げ、歩行用の足でスターステージに着地します。

多くの機能を持つロボットですが、全体的に伝達機構はラックを使ってロボットを単純化した点が工夫点です。



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