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特徴と予想される問題点

(1)スライダー(縦)+ ボタン

スライダーとボタンはインターフェースとして一般的なものである。 2つのインターフェースの組み合わせは目で見ただけで大方理解できると思われる。 さらに、吊るす紐の長さを変更するインターフェースはスライド方式、 重力値を変更するインターフェースはボタン方式であり、 変更値と操作方法が直感的に結びつきやすくなると考えられる。

(2)ボタン + ボタン

全く同じインターフェースの組み合わせである。 一般的に馴染みのあるボタン入力なので見ただけですぐに理解できると思われる。 しかしボタン入力で変更できる値はあらかじめ決められた10通りであり、 細かな変化は見ることが出来ない。

(3)キーボード + キーボード

全く同じインターフェースの組み合わせである。 キーボード入力の組み合わせなので値を細かく指定して変化を見ることが可能である。 他の操作方法と同じく下限と上限は設けているが、 下限や上限に達しない範囲内においては小数点以下何桁でも好きなだけ入力することが可能な仕組みとなっている。 この点では他のどのインターフェースよりも自由度が高いといえる。 しかし、入力そのものの操作を終えるまでの操作数が多く、マウス操作により、 キーボード入力をするインターフェースにカーソルを合わせ、キーボードから入力し、 もう一度マウス操作によって「set」ボタンを押さなくてはならないという点が問題である。

(4)スライダー(横)+ 表示部付き上下ボタン

インターフェースの種類は異なるが、 スライドと上下ボタンという発想が似た2つの組み合わせである。 操作はどちらもマウスのみで行えるものである。 スライド等で値が連続的に変化するのでイメージに近い直感的な操作が可能である。 重力値変更の上下ボタンのインターフェースについては、スライダーとは異なり、 マウスでスライダーのハンドルをドラッグする必要がなく、 一カ所で長押しすれば値は連続的に高速で変化させることができる。 また、ボタン入力という方法をとり、さらに表示板が付いているので、 スライダーでは不可能な細かい値の指定、入力が可能である。 スライダーが横向きであるのに対し、 上下ボタンは縦向きであることが操作を混乱させる恐れがある。

(5)スライダー(縦)+ スライダー(縦)

全く同じインターフェースの組み合わせである。 スライダーなので直感的な操作が可能であり、操作はカーソルをドラッグするのみである。 直感的で分かりやすいが、同じインターフェースが2つ並ぶことで、操作に刺激がなく、 単調的に感じる可能性がある。 スライダーには下限と上限の値と目盛りがついているが、 現在入力している値を正確に把握することができないことが問題である。



Deguchi Lab. 2014年2月25日