非同期のネットワークでも学習できるかを確かめるために, 図5.3で示す26パターン全てを学習させた.
学習できたかどうかの判定には, 同じ結合加重を持つホップフィールドネットワークにパターンを入力し, 入力したものと同じパターンを想起できたら, そのパターンの学習に成功したとする.
図5.4に結果を示す.
図5.4の横軸は学習セット数,縦軸は学習に成功したパターン数である. 図5.4で,どのネットワークでも 学習を繰り返すことによって徐々にパターンを学習していくことがわかる. また,全てのネットワークで全パターンを学習することが出来た. なお,100セットまで学習を進めてもパターンを忘却することはなかった.
この実験により
1パターンあたりの入力ステップ数 を調整することによって,
非同期ネットワークは,
同期ネットワークと同様に逐次学習による学習が可能あることが示された.