全ステップのうちで,
学習したパターンがどれだけ想起されているのかを表す評価量である.
想起率rは,正確にパターンが想起されたステップ数 と
終了ステップ数
を用いて式 (5.3)のように表される.
学習パターンの増加による,想起率と想起頻度の偏りを図5.6に示す. 全体を通して想起率が一番低いものは, 制約なし非同期であることがわかる. これは,制約なしの非同期は,想起ステップ数にある一定の幅をとった時, 全ての素子が動作する保証がないため, パターンの遷移に必要な素子が動く確率が減るためであると考えられる.