入力層や、中間層並びに出力層のニューロン数などは実験 2.1で説明したことと同じなので省略する。ネットワークの形は図5.9のようになる。
これは、実験 2.1で用いたモデルと一見大差ないように見えるが、大きな意味を持っている。
実験 2.1のモデルは入力そのままと以前の中間層の値を中間層に入力しているが、このモデルでは、中間層を通った入力と以前の中間層の値を中間層の入力としている。 このことは、入力のレベルを同一にし、かつすべての入力が同程度で二つの中間層を通っていることを意味する。 つまり、以前のモデルに比べてより確実に学習できることが予想できるわけである。