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5.8 シミュレータの問題点

シミュレータを用いてカオスニューロンを周期パターンの学習の用いるには幾つかの問題点がある。 一つは、 tex2html_wrap_inline1554 (第三章参照)の値を層単位でしか変更できないことである。検出すべき周期パターンは長さが一定でないので tex2html_wrap_inline1554 の値を変化させなければならないことは明らかである。また、中間層のニューロンの働きは複雑で、ニューロンごとにおいても tex2html_wrap_inline1554 の値は変化させなければならないのである。 二つめは、ユーザーが自由にとり出したり指定したりできる変数か少ないことである。 tex2html_wrap_inline1554 を変化させるための式はそれぞれ

    eqnarray497

となる。シミュレータでは tex2html_wrap_inline1562 などの値は扱えないので、 tex2html_wrap_inline1554 の式は変更できない。



Deguchi Toshinori
1996年12月18日 (水) 11時08分12秒 JST