本研究で用いたカオスニューラルネットワークモデルが 図2.4で、相互結合型ネットワークである。 v をニューロンによらず一定値をとるものとして i 番めのニューロンのダイナミクスは式(5.3)となる。 また出力関数は式(3.3)で与えられるシグモイド関数を用いた。
通常の連想記憶モデルでは入力パターンは初期入力としてのみ 用いることが多いが、ここでは外部入力として入力パターンを継続的に与える。 また、従来のカオスニューラルネットワークを用いた 連想記憶モデルの多くはニューロンの出力に関してのみ 時間加算を考慮しているのに対し、式(5.3)では 外部入力に関しても時間加算を考慮している。 式(5.3)の各パラメータの値を表5.1のように設定する。