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4.4.2 内部記憶を持つニューラルネットの内部情報

さて,表4.2を見て分かるように, 学習していない年,地域においては,Ctypeの方が良い結果となっており, 内部情報のやり取りがうまくいっていると推測される。 そこで,Ctypeのフィードバックしている内部情報を調べてみた。

そのうち,代表的な三つのタイプをあげると

  1. 値の変化が気温と同じように夏場に上昇し,冬場に下降するタイプ(図4.7)。
  2. 値が気温とは逆に,夏場に下降し,冬場に上昇するタイプ(図4.8)。
  3. 値が夏と冬に上昇し,春と秋に下降するタイプ(図4.9)。
以上のものがあげられる。

これらの値が,内部記憶を持つニューラルネットワークに どのような影響を与えているかは分からないが, 値の変化を見るかぎり,明らかに季節にともなう変化を見せている。 したがって,季節のうつり変わりを学習できていると考えられる。

   figure341
図 4.7: Ctypeの内部情報1

   figure348
図 4.8: Ctypeの内部情報2

   figure355
図 4.9: Ctypeの内部情報3



Deguchi Toshinori
Tue Feb 23 15:28:33 JST 1999