ここではさらに,図 7.11 で 内積平均が直交数 0, 1 の両方とも 成功率が 0.9 以上である 5.33 から 9.33 までの間の値を使って調査する。 また,この条件が成り立つ直交数 2(それ以外は成り立たない)の パターンについても同様に行う。
そこで,1 パターンの相関内積の平均値が であるパターンを,
直交数 0, 1, 2 について,それぞれ
ずつ作成し
調査を行なった。
この結果は,図 7.13, 7.14 のようになる。 この結果,この条件のパターンであれば,平均で 90 % 以上成功することがわかる。 つまり,直交を含んでいても,内積平均がこの範囲内であれば成功率が高いと いうことになる。 したがって,「直交しているパターンは成功率が悪い」というより, 「内積平均が小さいパターンは成功率が悪い」といったほうがいいことがわかる。