学習後の回転角度の出力誤差を図 6.5 に示す。
内部記憶を用いた方は、移動距離と同じく多少振動をしつつもほぼ一定を保ち、 また、学習回数につれてわずかながら誤差を減らしているように見える。 これは学習時の回転角度の誤差のグラフと見比べても同様である。 移動距離の誤差のグラフに見られた、学習時と学習後の収束誤差の値が異なるという 現象は回転角度ではあまり大きく見られなかった。
一方、内部記憶を用いない方は、最初から誤差がとんでもなく大きく、 はっきり言ってゲームにならない状態となっている。 収束後も約0.5の誤差が残るなど、学習時の誤差と同じように、 まったく学習が出来ていないことがわかる。