“1”の数の少ないグループから、順次隣接するグループの各項を比較し、
10進数で 異なる二つの10進数の組をすべて探し出し、
表6.2の左側の欄に示すように、その組み合わせを記入する。
さらにその二つの10進数の差
を隣の欄に書く。この二つの10進数に相当する2進数は i 番目のビットを除いて、すべて他のビットは共通であるから、共通部分だけを右側の欄に記入し、
非共通ビットには−を書く。このとき、組み合わせに使った項について、表6.1の
欄に
印を記入しておく
(例では“1”の数が0の2進数はないから、“1”の数が1と2のグループの比較から始める。
10進数で1、3の組み合わせは、その差が
であり、i=2となるから、
下から2ビット目が非共通ビットとなり、右側の欄には、Cの部分に−が記入されている。
1、9の組では差は
であるから、4ビット目に−を記入する。以下同様に、
7、15の組み合わせまでの7種の組が表6.2に示すように得られる)。
このステップにより、隣接する二つの最小項の組み合わせがすべて判明する。
10進数の組 | 10進数の差 ![]() | A B C D | ![]() |
1, 3 | 2 | 0 0 - 1 | * |
1, 9 | 8 | - 0 0 1 | * |
2, 3 | 1 | 0 0 1 - | ![]() |
2, 6 | 4 | 0 - 1 0 | ![]() |
3, 7 | 4 | 0 - 1 1 | ![]() |
6, 7 | 1 | 0 1 1 - | ![]() |
7, 15 | 8 | - 1 1 1 | * |