ステップ3で得られた表6.2の10進数の組について、隣接するグループ間
で、10進数の差( )が等しい組同志を比較し、二つの組の間で再び
異なる組み合わせを探して
表6.3を作る。こうして得られた四つの10進数の組では、
それに相当する2進数の j 番目のビットが新たに非共通となるから、−を記入する。
このとき、表6.2の
欄に組み合わせに用いた項について
印を記入する。
表6.3には1回目の組み合わせの10進数の差と、
2回目の組み合わせの10進数の差の両者を記入する
(表6.2で1番目のグループと2番目のグループでは、
10進数の差の欄で1と4が共通に含まれている。まず、差1について組み合わせると、
(2, 3)、(6, 7)の組が得られる。これらの組の間には10進数で
の差がある。
したがって、(2, 3)、(6, 7)の組み合わせでは、3ビット目が異なっていることになり、
表の右側の3ビット目に−を記入する。この組み合わせでは、すでに1ビット目は−が
記入されているから、共通のビットは二つのビットである。次に10進数の差が4の場合は、
(2, 6)、(3, 7)が組み合わせられるが、
これは(2, 3)、(6, 7)の組み合わせと同一であるから不要である)。
このステップにより、隣接する四つの最小項の組み合わせが得られる。
10進数の組 | 10進数の差 ![]() ![]() | A B C D | ![]() |
2, 3, 6, 7 | 1, 4 | 0 - 1 - | * |
(2, 3, 6, 7) | 4, 1 | 0 - 1 - |