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移動距離の出力誤差

学習時の移動距離の誤差を図 6.4 に示す。 これより、教師信号No.2が学習回数1500万回〜2000万回にかけて少し出力誤差が振動しているものの、学習回数が2500万回を超えるとどの教師信号も出力誤差0.03以下に収束した。

この誤差を実際のゲーム上に置き換えると、教師信号No.1、No.2は収束値が約0.01であるので約0.2[pixel]となる。 教師信号No.3は収束値が約0.03より約0.6[pixel]となる。 この結果を全体で見ると、最大誤差が約0.03。 つまりゲームの出力は約0.06[pixel]の誤差となるのだが、フィールドやプレーヤーの大きさから考えても、0.06[pixel]はわずかな誤差であるので、ゲーム上では全く問題はない。 ゲームを行なう場合では、この3つの教師信号において、学習はできていると言える。 教師信号No.2「ターゲットの動きを予想」といったように複雑な教師信号を与えるため学習は難しくなり、結果出力誤差の振動が発生したと考えられる。



Toshinori DEGUCHI
2005年 4月 1日 金曜日 17時11分43秒 JST