逐次学習法で26個のアルファベットパターンを学習させ、規格化処理を行なわない場合はすべてのパターンを学習することができた。 次に規格化を行なうということ以外は同様の条件で、 学習させた結果を図 5.5 に示す。
図 5.5 において縦軸は学習できたパターン数を示す。 横軸は学習セット数を示しており、学習の進行と、 学習できたパターン数を比較することができる。 図中の無処理の特性は規格化を行わない状態、 は標準最大値 として規格化を行ったものである。 その他についても同様である。
無処理の時は、26個すべてのパターンを学習することができるた。 また若干学習の効率が悪くなったものの の規格化を行っても、 26個のパターンを学習することに成功している。 、 の時はすべてのパターンを学習することができなかった。 また、 40セットの学習で正確に想起することができたパターン数は で22個、 で25個と、 を小さくすればするほど学習が困難になっている。
これらのことより、 規格化における標準最大値と学習できる個数に関連性があると考えられれる。