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2.4.2 階層型ネットワーク

続いて、階層型ネットワークを概念的に示すと 図2.8 のような構成になる。

このネットワークでは、複数のニューロンがグループ化されて一つの層を形成していると考える。 そして、各層は直列に連なって階層を形成するわけである。 ここである層のニューロンは、隣りの層のニューロンのみから情報を受け、別隣りにある層のニューロンのみへと単方向に情報を送るように結合されている。 つまり、層をまたいだ結合や逆向きに伝わる結合はない。そのため、情報の流れはどこでも一方通行となっており、情報はフィードバックされない。

ネットワークへの入力を扱う初めの層を入力層といい、ネットワークからの出力を扱う終端の層を出力層という。 また、その間の内部にある層を中間層という。

   figure142
図 2.8: 階層型ネットワーク

一般に中間層の数が多いほどネットワークの能力は高い。



Deguchi Toshinori
Thu Mar 4 14:22:36 JST 1999