図 6.13 に学習法2と学習法3の ノイズの数-学習成功数特性を示す。 共に総学習回数は10000回、入力パターン数は40種類、 学習ステップ数は40である。
図 6.14: 学習法2の入力パターン数によるノイズ特性の変化
図 6.15: 学習法3の入力パターン数によるノイズ特性の変化
学習法2と学習法3はほとんど同じノイズ特性を持ち、 ノイズの数によって学習成功数が急激に減少するという 特徴は学習法1や学習法4と同様である。 学習ステップ数が違うので、図 6.13 と図 6.13 を 単純に比較することはできないが、学習法2と学習法3は ノイズの数が少ないうちから学習成功数が 落ち始め、ノイズ耐性は学習法1や学習法4に比べて低いといえる。 しかし、学習が完全に不可能となるのはノイズが35個程になった時であることから、 ノイズが多くなって大半のパターンが学習できなくなっても、 ある程度学習を行ないやすいパターンは 学習に成功していることが分かる。 6.5.1節と同様に、入力パターン数を変化させた時の各学習法の ノイズ特性の変化を図 6.14 と図 6.15 に示す。 学習法2、学習法3とも入力パターン数を増やすとノイズ耐性が減少する という特性は学習法1や学習法4と同じである。