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教師信号No.2でのゲーム

教師信号No.2での学習回数4000万回を図 6.7 に示す。 教師信号No.2は、「ターゲットが1単位時間後にプレーヤーの視野分割区域のどこにいるかを予測して捕獲することを理想出力」とする信号であった。 t=0 で目標ターゲットを決めて、動きを予想すると同時にプレーヤーの進行角度も補正している。 この角度でターゲットを捕獲できるのだが、t=3 で急に角度が変わっている。 これは、プレーヤーの領域付近の視野分割は細かくなっているから(図 6.5 参照)、そこへターゲットが入るとプレーヤーから見た動き方が、今までより急な動きに見えてしまうからである。 それを、プレーヤーとターゲットが動くごと(1単位時間ごと)に教師信号を作り直しているので、プレーヤーの回転角度が急変化したといえる。 これによって、目の前のターゲットを捕獲できない場合が生じてしまう。



Toshinori DEGUCHI
2004年 3月22日 月曜日 11時57分15秒 JST