ターゲットを10個捕まえるまでの経過時間を図 6.5 に示す。 これを見ると、教師信号No.1よりも教師信号No.2は経過時間が大きい。 教師信号No.3は1000万回から3000万回の付近で大きく上下してしまった。
このばらつきは、ターゲットやプレーヤーの初期位置にもよって変わるが、特に教師信号No.3において大きなばらつきがある。 これは、教師信号No.1、No.2は、視野にターゲットが入ったら捕獲候補にできるが、 教師信号No.3は「ターゲットの方向ベクトルから一番早く、効率良く捕まえられるものを予測」だから、ターゲットを動きを予測しきれず、捕獲候補にされない場合があるという点に問題がある。
全体として見れば、それほど大きく差はないが、教師信号No.1よりも教師信号No.2、No.3のほうが効率が悪いことになってしまった。