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階層型と相互結合型ニューラルネットワーク

ニューラルネットワークの結合状態で分類すると、ネットワークの構造が階層的なネットワークと、相互結合がある非階層的なネットワークに分けることができる。

階層型ニューラルネットワーク(図 6.5)は、ニューロンが複数の階層をなすように並び、入力層から出力層へ向かう方向のみに結合がある。

   figure64
図 2.4: 階層型ニューラルネットワーク

相互結合型ニューラルネットワーク(図 6.5)は、全てのニューロン間に双方向の結合を持っている。

   figure73
図 2.5: 相互結合型ニューラルネットワーク

階層型は相互結合型の特殊な場合であるといえるが、それぞれ性質は異なる。 階層型ニューラルネットワークは、信号が入力層から出力層へ一度しか伝搬しないが、相互結合型ニューラルネットワークは、信号がネットワークの中を平衡状態になるまで何度も巡るといった違いがある。 階層型ニューラルネットワークの方が結合の数が少ないため、信号処理が素早く行なえるというメリットがある。



Toshinori DEGUCHI
2004年 3月22日 月曜日 11時57分15秒 JST