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8.1 ネットワークの構成

 

本研究では,特徴による検索については, これまでの研究[1, 2, 13, 14]で, バックプロパゲーションを用いることにより成功していることや, カオスニューロンの内部定数と想起成功率やその時間の関係 (図 6.1 の破線内部の特性)を調べることに重点を おいているので,特徴による検索については省略している。 これを考慮して変更した,ネットワーク構成を図 8.1 に示す。

   figure1015
図 8.1: 変更後のネットワークの構成

このため,学習させたパターンの検索には,検索したいパターンを直接入力し, カオスニューロンの出力パターンとの距離を求め, これをシナプス前抑制の入力としている。 このシナプス前抑制の入力信号とする時刻 t での距離 Z(t) は, 次式により求める。

  equation1023

tex2html_wrap_inline2834 : i 番目の入力パターンの要素

以上の方法により,カオスニューロンの内部定数と, 検索成功率や想起時間との関係について調べる。



Deguchi Toshinori
1998年03月12日 (木) 16時16分01秒 JST