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8.2 パターンの要素平均を考慮した自己相関学習

 

これまでの研究[1, 2, 3, 4, 5, 13, 14]では, 要素 1, 0 の割合がほぼ 1:1 となるようなパターンを自己相関学習させ, サーチアクセスの特性を調べていたので, 第 6.2 節で示した式 (6.1) を使用していた。

しかし,本研究では, パターンの要素の割合を変更した時の想起状態を調べるため, パターンの要素平均 tex2html_wrap_inline2842 を差し引いた相関により, シナプス結合を設定する必要がある[8, 11]。 この平均 tex2html_wrap_inline2844 を考慮して式 (6.1) を変更すると, 次式のようになる。

  equation1046

この式により,学習させるパターンごとの要素平均を計算しておけば, それに応じて自己相関学習をさせることができる。



Deguchi Toshinori
1998年03月12日 (木) 16時16分01秒 JST