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Flashコンテンツの作成

この章では、本研究の実験用に作成したFlashによる教育用コンテンツの内容について述べる。 本研究ではFlashによる教育用コンテンツの作成により、 各操作方法に対するユーザビリティの違いについて調査することを目的とする。 調査の対象は本学科5学年とし、コンテンツの内容について既に被験者が学習していると想定した。

今回の実験用に作成したコンテンツは1種類であり、それについて5つの操作方法を用意した。 各操作方法に2つのインターフェースを備え、5つの組み合わせパターンを作ることで5つの操作方法とした。 今回の実験では特に、操作すべきインターフェースが複数個ある場合のユーザビリティについて取り扱うものとし、 インターフェースの組み合わせ方に焦点を当てて検討する。

2つのインターフェースの組み合わせ方は、同研究テーマの過去の論文データを元に決定した。[9,10,11] その論文の中で今回のコンテンツに関連性のあると思われる実験は2006年の実験2、2008年の実験3、2012年の実験2である。 各実験コンテンツごとに、ユーザビリティの高い操作方法であると結論づけられたものを調べ出し、 今回のコンテンツの趣旨と照らし合わせ、総合的に考えて使用するインターフェースを決定した。 しかし基本的な考え方として、いずれの実験においても高いユーザビリティを有する、 またはその傾向のあるものを採用し、2つのインターフェースの組み合わせについても、 ユーザビリティの高いものを組合わせるようにしている。



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Deguchi Lab. 2014年2月25日