ここでは、周期パターンとして図5.4に示す画像を用いる。この画像は、42個の画素(ピクセル)で構成されている。
この画像は、アルファベットの``A,B,C,D,E''を表したものである。少々形が崩れているのは、画素数が少ないことと、パターンを互いに違ったものにするため(画素の重なりを少なくするため)である。 画像の周期パターンというのは、この五つのアルファベットを組み合わせたパターン列のことである。たとえば、``ABC''や``DCB''や``CDEDC''などである。
今回は、前節のように周期パターンを一つに固定することはせず、また一種類のみにとどめもしない。最高五文字までの周期パターンを三個まで自分で自由に検出させることができるようにした。