next up previous contents
Next: 5.4.3 考察 Up: 5.4 実験 2.1 Previous: 5.4.1 ネットワークの構成

5.4.2 実験及び結果

ここでは、検出させる周期パターンを``ABC'',``CDE'',``EDCBA''と決め、前節で構成したニューラルネットワークをシミュレータを用いてプログラムを組み、 10000回、 100000回、1000000回学習させた。

この周期パターンは、この三つだけ見ればさほど噛み合っていない。しかし、実際には、例えば``EDCBA''を例にとって考えてみると、この周期パターンの学習は``EDCB''と入力が与えられた後に``A''が入力されると初めて教師信号が与えられる。 したがって、``A''の入力の前で``EDCB''というパターンとそれ以外のパターンを分離(識別)する必要があるわけである。 このことは、残りの二パターンについても同様にいえることである。

それぞれの結果を図5.6〜図5.8に示す。

   figure358
図 5.6: 実験 2.1    10000回学習させた結果

   figure367
図 5.7: 実験 2.1    100000回学習させた結果

   figure376
図 5.8: 実験 2.1    1000000回学習させた結果



Deguchi Toshinori
1996年12月18日 (水) 11時08分12秒 JST