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値の状態遷移

内部記憶の素子の出力値が中間層に入力され, 次の内部記憶の出力にどのような影響を与えるかを t と次の時間 t+1 における出力値の特性をとることによって調べた. 中間層の素子数が30個,内部記憶層の素子数が35個での 内部記憶層の素子の結果が図 6.15 (a)のようになり 教師信号の結果である図 6.15 (b)と比べてみるとその移動距離は大きい. 即ち教師信号とは異なった状態遷移を持つということを示している. 異なるために教師信号の違いを判別し, 学習の成功に役立てていると考えられている.

   figure417
図 6.15: 値の状態遷移



Toshinori DEGUCHI
2003年 4月11日 金曜日 11時42分54秒 JST