内部記憶の結合荷重とその出力値の特性をとることによってそれらが どのような関係があるかを調べる. 図 6.16 はその結果であり 横軸は内部記憶層の素子が出力する値, 縦軸はその出力をする素子と前の層の素子との結合荷重の値である. これを見ると大きな結合荷重が割り当てられているのは 0や1.0などの偏った値に集中している. 内部記憶層が増えると0.5などの中間の値にも多く割り当てられるようになり, これが間違った入力値が入力されても教師信号を想起できる理由であると思われる.
図 6.16: 出力値 - 結合荷重特性