合原らはCaianiello-Sato-Nagumoモデルの出力関数を連続関数に変更したカオスニューロンモデルを提案している[2]. このモデルは次式によって定義されている.
ここでx(t+1)は時刻t+1におけるニューロンの出力, A(t)は時刻tのおける外部入力の大きさ, は不応性の項に対するスケーリングファクタ(
), kは不応性の定数
,
gは出力と次の刺激に対する不応性との関係を与える関数,
関数fはニューロンの内部状態uと出力x(t+1)との関係を与える出力関数で, 図3.3のシグモイド関数は式(3.3)で与えられる.