内部状態に変化を与え,そこから安定状態に入るまでの様子をより詳しく調べるため, 安定状態に入るまでの内部状態の時間的変遷を,二次元画像にしてみた。 この時の入力は時間ステップ t=0 にて,内部記憶に0を与えたものとした。 そしてこれを安定状態のものと比べてみた。比較しやすくするため位相は揃える。
図 6.15 にその画像を示す。 この結果よりいえることは,教師信号と全く関係のない入力を与えても, その次の時間ステップではもう内部状態がほとんど安定状態に似た特徴を持つ出力を しているということである。 また時間ステップが想起時間までいき,安定状態になる前の段階でも, 内部状態は安定状態とほぼ変わらない出力をしていることがわかる。