次に内部記憶の役割を検討するため,入力信号に教師信号でないものを与え, 想起を行ってみた。 また,学習終了後の内部記憶層の値を用いないという, 内部状態に変化を持たせた上での想起を行ってみた。 この二つの結果を比べてどちらのほうが想起に対する影響が強いかということを調べる。 結果の一般性を追求するため,学習終了後のネットワークは3種類用いた。 ネットワークの素子数は,入力層・出力層は2個,中間層は30個,内部記憶層は33個で 3種類とも統一した。
以下に,想起の各実験と結果,考察を述べる。