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目次
表 5.2:
予測アルゴリズムによる予測精度の変化
使用プログラム |
降水の有無の
適中率 |
最高気温の
予測誤差(RMS) |
最低気温の
予測誤差(RMS) |
プログラムA |
57.38% |
4.36℃ |
3.56℃ |
プログラムB |
54.86% |
5.42℃ |
4.44℃ |
プログラムC |
55.72% |
5.32℃ |
4.28℃ |
プログラムD |
58.17% |
3.78℃ |
3.36℃ |
プログラムE |
58.28% |
3.60℃ |
3.15℃ |
プログラムF |
62.15% |
2.87℃ |
2.23℃ |
予測プログラムによる予測精度比較実験の実験結果を表5.2に示す。プログラムAとその他のプログラムの比較では、プログラムBとプログラムCを除いて改善された結果となった。
従って、4.2.3節で述べた改善方法のみでは天気パターンの違う日付の天気が選ばれる可能性が高く、十分な改善が出来ていないということが分かる。それと同時に、4.2.1節で述べた改善方法が4.2.3節の改善方法の欠点を補っているということもできる結果となった。
また、プログラムEとプログラムFを比較すると、予測精度が大きく改善されていることが分かる。これも同様に、4.2.4節で述べた改善方法が、4.2.1節の改善方法の欠点を補っているということができる。
Deguchi Lab.
2011年3月4日