3000回の想起を100回行い平均を取った結果、想起成功パターン数は 図 5.4〜 5.7 のようになった。 また、学習パターンの想起に成功した回数の割合は 図 5.8〜 5.11 のようになった。
図 5.4 を見ると、Type1の想起成功パターン数は xの値が小さいときに良い結果となり、 xが大きくなるにつれて悪くなっていることが分かる。 また、学習したパターン全てを想起できるのは 学習パターン数7から8個程度までであることが分かる。
図 5.5 より、Type2の想起成功パターン数は xの値が大きくなるにつれて良くなっていっており、 Type1とは違った特性となっていることが分かる。 また、xの値が小さいときでも想起成功パターン数はそれほど少くなっておらず、 1種類しか想起できないような状態にはなっていない。 そして、学習したパターン全てを想起できるのは 学習パターン数9個程度までであることが分かる。
図 5.6 を見ると、Type3の想起成功パターン数は xの値が小さいときに良い結果となり、 xが大きくなるにつれて悪くなっていることが分かる。 また、図 5.6は図 5.4に とても似ており、同じような特性を持っていることが分かる。
図 5.7 より、Type4の想起成功パターン数は xの値が大きくなるにつれて良くなっていることが分かる。 また、図 5.7は図 5.5に 似ており、同じような特性を持っていることが分かる。
次に、想起成功率の結果から 図 5.8と図 5.10を見くらべると、 とても似ていることが分かる。 またこれらの図は定数入力時の想起成功率の図である 図 5.3とも非常に似ている。 このことから、Type1とType3の想起成功率は定数入力時と同じような特性になることが分かる。
図 5.9を見ると、想起成功率は学習パターン数が増えるにつれて、 多少上下しながらも少しずつ減少していることが分かる。 また、想起成功率はxが大きくなるにつれて減少していることも分かる。
図 5.11を見ると、 図 5.9と似ていることが分かる。 しかし図 5.9とは違い、 学習パターン数が増えるにつれて減少していく想起成功率の割合が小さい。 また、kが大きくなるにつれて減少していく想起成功率の割合が大きい。
図 5.4: Type1での動的想起による想起成功パターン数
図 5.5: Type2での動的想起による想起成功パターン数
図 5.6: Type3での動的想起による想起成功パターン数
図 5.7: Type4での動的想起による想起成功パターン数