次に、教師信号No.1での時間の刻みを小さくした時の学習時の回転角度の誤差を図 6.13 に、教師信号No.2での時間の刻みを小さくした時の学習時の回転角度の誤差を図 6.14 に、教師信号No.3での時間の刻みを小さくした時の学習時の回転角度の誤差を図 6.15 に示す。 これより、教師信号No.1は時間の刻みを小さくしている方が回転角度の誤差が大きくなっているが、教師信号No.2、No.3は時間の刻みを小さくした方が小さくしていない方よりも出力誤差が小さくなっている。 教師信号No.2、No.3は時間の刻みを小さくした成果が出ている。 しかし、教師信号No.1は時間の刻みを小さくした成果がでなかったのは、教師信号No.1はプレーヤーの視界の中の一番近いターゲットを捕獲しようとする教師信号で時間的な変化を考慮しないものであるため、時間の刻みを小さくしてもその成果は出ないと考えられる。
図 6.13: 教師信号No.1での時間の刻みを小さくした時の学習時の回転角度の誤差
図 6.14: 教師信号No.2での時間の刻みを小さくした時の学習時の回転角度の誤差
図 6.15: 教師信号No.3での時間の刻みを小さくした時の学習時の回転角度の誤差