next up previous contents
: テーマ1:非決定性有限オートマトン : nishikawa : 近年のFlashの使われ方   目次


FLASHコンテンツの作成

この章では自身が作成したFLASHコンテンツの内容と操作方法について述べる。

本研究の目的はコンテンツの内容に対してどのような操作方法がユーザビリティの高いものになるかを調査することである。 そこで身近なものを調査の題材にしようと考え、本校で習うような内容の教育用コンテンツを作成することにした。 また、今回作成した教育用コンテンツは初めてその内容を学習した人向けではなく、ある程度その内容について知っている人が理解を深める目的のものとした。 コンテンツは対話形式のものを三つ用意することとした。 対話形式とは入力に対して何かしらの反応をアニメーションが見せる形式の事である。

コンテンツの数は、ユーザビリティを調査するにあたりコンテンツ内容との関係を調査するので複数の内容のものを用意しなければいけないことと時間的制約により三つとした。 また、それぞれのコンテンツに対する操作方法の数も同様に、ユーザビリティ評価を比較するために複数のものを用意しなければならないことと時間的制約により四つとした。

3種類のコンテンツはまったく異なる内容とした。 また、コンテンツに対して用意した操作方法もまったく異なるものとした。 入力はマウス操作のみとし、入力する対象は一つのコンテンツにつき一つとした。 操作方法にはそれぞれマウスカーソルの移動、クリック、ドラック&ドロップといったような特徴がある。 それぞれのコンテンツ内容について、簡単に述べる。

一つ目は非決定性有限オートマトンの遷移過程を表現したコンテンツである。 オートマトンの遷移過程は式で表現することもできるがわかりづらいため、実際に状態遷移図上を物体が移動する様子を見て視覚的に理解してもらうために作成した。

二つ目は光の屈折についての法則であるスネルの法則を表現したコンテンツである。 入射角に対し、屈折角、反射角をリアルタイムで変化させることによってそれらの関係が理解しやすくなるよう作成した。

三つ目はAM変調とFM変調を比較した、アナログ変調についてのコンテンツである。 信号波と搬送波に対する各変調波をリアルタイムで流すことにより、二つの変調方法を比較しやすくなるよう作成した。

今後、各コンテンツの操作方法を簡単に表すため、例えばテーマ1の非決定性有限オートマトンの二つ目の操作方法であれば「1-2」のように、「(コンテンツのテーマの番号)-(操作方法の番号)」と表記することとする。





Deguchi Lab. 平成21年3月6日